NSX のインストール スクリプト (パート 2)
ラボのこの部分は、ハンズオン ラボの対話型シミュレーションとして提示されます。そのため、実習ラボ環境で実際に行うと時間がかかりすぎたり、大量のリソースが必要になったりする手順を手軽に確認できます。このシミュレーションでは、実際の環境で操作しているかのようにソフトウェア インターフェイスを使用できます。
クリックする場所はオレンジ色の枠で示されます。左右の矢印キーを使用してシミュレーション内を前後に移動することもできます。
NSX のインストールと構成
Chrome の [vSphere Web Client] タブに戻っているはずです。
- NSX を管理するため、[ホーム] アイコンをクリックして、[Networking & Security] タブを選択します。
- 最後に、[インストール手順] リンクをクリックします。
次の 4 つのタブを含む NSX Manager のインストール ページが表示されます。
- [管理]: NSX Controller の展開および、クロス vCenter 環境での NSX の構成に使用されます。
- [ホストの準備]: VMware Infrastructure バンドル (VIB) をホストに展開し、トラブルシューティングを実行するために使用されます。
- [論理ネットワークの準備]: VXLAN トランスポート情報の確認、VXLAN ネットワーク ID (VNI) とトランスポート ゾーン の作成に使用されます。
- [サービスデプロイ]: サードパーティのサービスを管理します。
現在展開されているコントローラーはありません。
- 緑色のプラス記号のアイコンをクリックして、新しいコントローラーを作成します。
次に、NSX Controller を適切に設定する必要があります。
- [名前] に 「controller-01」 と入力します。
- [NSX Manager] で [192.168.110.51] を選択します (すでに選択されています)。
- [データセンター] で [RegionA01] を選択します (すでに選択されています)。
- [クラスタ/リソースプール] で [RegionA01-MGMT01] クラスターを選択します。
- [データストア] で [RegionA01-ISCSI01-MGMT01] データストアを選択します。
- 必要であれば、[ホスト] で、コントローラーの展開先ホストを選択します (選択する必要はありません)。
- 必要であれば、[フォルダ] で、コントローラーを追加する vCenter フォルダーを選択します (選択する必要はありません)。
- [接続先] の横にある [選択] リンクをクリックします。
- [VM-RegionA01-vDS-MGMT] 分散ポート グループを選択します。
- [OK] をクリックします。
- [IP アドレスプール] の横にある [選択] をクリックします。
- [新規 IP アドレスプール] をクリックします。
- [名前] に 「controller-ip-pool」 と入力します。
- [ゲートウェイ] に 「192.168.110.1」 と入力します。
- [プリフィックス長] に 「24」 と入力します。
- [プライマリ DNS] に 「192.168.110.10」 と入力します。
- [DNS 接尾辞] に 「corp.local」 と入力します。
- [固定 IP アドレスプール] に 「192.168.110.31-192.168.110.33」 と入力します。
- [OK] をクリックします。
- [controller-ip-pool] を選択して [OK] をクリックします。
- NSX Controller のパスワード 「VMware1!VMware1!」 を入力します。さらに確認のため、同じパスワードをもう一度入力します。一貫性を保つため、この後のすべての NSX Controller は同じパスワードを利用します。
- 確認したら、[OK] をクリックして最初の NSX Controller を展開します。
最初のコントローラーが展開されます。実際の環境では、通常約 5 ~ 10 分かかります。シミュレーションでは短縮しています。
最初のコントローラーが正常に展開され、[接続中] 状態になったら、本番でサポートされる最大数である 3 台までのコントローラーを追加で展開できます。
- 緑色のプラス アイコンをクリックして別のコントローラーを追加し、最初のコントローラーと同様に設定を入力します。追加のコントローラーではパスワードを指定する必要がありません。最初のコントローラーで使用するパスワードが、この後のすべてのコントローラーに適用されます。
- 名前: controller-02
- NSX Manager: 192.168.110.51
- データセンター: RegionA01
- クラスタ/リソースプール: RegionA01-MGMT01
- データストア: RegionA01-ISCSI01-MGMT01
- 接続先: VM-RegionA01-vDS-MGMT
- IP アドレスプール: Controller-IP-Pool
- [OK] をクリックして続行します。
緑色のプラス アイコンをクリックし、次の情報を入力して 3 台目のコントローラーを追加します。
- 名前: controller-03
- NSX Manager: 192.168.110.51
- データセンター: RegionA01
- クラスタ/リソースプール: RegionA01-MGMT01
- データストア: RegionA01-ISCSI01-MGMT01
- 接続先: VM-RegionA01-vDS-MGMT
- IP アドレスプール: Controller-IP-Pool
- [OK] をクリックして続行します。
3 台のコントローラーがすべて展開されたら、すべてが NSX Manager インスタンスに接続され、状態が [接続中] と表示されていることを確認します。
ホストの準備
- [ホストの準備] タブをクリックします。
NSX コンポーネントはクラスター単位でクラスターに展開されます。クラスター内に単独のホストを準備することはできません。二者択一です。
- [RegionA01-COMP01] クラスターを選択して強調表示します。
- [アクション] 歯車をクリックします。
- [インストール] をクリックします。
- [はい] をクリックして、インストールを開始します。
VMware Infrastructure Bundles (VIB) がクラスター内のすべての ESXi ホストにプッシュされます。数分しかかからないはずです。ホストを再起動する必要はありません。
[インストールの状態] が正常に完了し、現在展開している NSX のバージョンが表示されていることを確認します。
展開の一環として、[ファイアウォール] が自動的に有効になります。[有効] になっていることを確認してください。
次に、RegionA01-COMP02 に VIB をインストールします。
- [RegionA01-COMP02] クラスターを選択して強調表示します。
- [アクション] 歯車をクリックします。
- [インストール] をクリックします。
- [はい] をクリックして、インストールを開始します。
最後に、[RegionA01-MGMT] クラスターに VIB をインストールします。
- [RegionA01-MGMT01] クラスターを選択して強調表示します。
- [アクション] 歯車をクリックします。
- [インストール] をクリックします。
- [はい] をクリックして、インストールを開始します。
3 つのクラスターが、いずれも VXLAN 用に構成されていないことがわかります。
- クラスターを構成するには、RegionA01-COMP01 の [未設定] リンクをクリックします。
- [IP アドレスプールの使用] の横のラジオ ボタンをクリックして、[新規 IP アドレス...] を選択します。
- 次の情報を入力します。
- 名前: VTEP-Pool-RegionA01
- ゲートウェイ: 192.168.130.1
- プリフィックス長: 24
- プライマリ DNS: 192.168.110.10
- DNS 接尾辞: corp.local
- 固定 IP アドレスプール: 192.168.130-51-192.168.130.56
- 入力内容に間違いがないことを確認し、[OK] をクリックします。
- [OK] をクリックして、RegionA01-COMP01 の VXLAN ネットワーキングを構成します。
次に、 RegionA01-COMP02 の VXLAN を構成します。
- [未設定] リンクをクリックします。
- [IP アドレスプールの使用] の横のラジオ ボタンをクリックして、[VTEP-Pool-RegionA01] を選択します。
- [OK] をクリックします。
次に RegionA01-MGMT01 の VXLAN を構成します。
- [未設定] リンクをクリックします。
- [IP アドレスプールの使用] の横のラジオ ボタンをクリックして、[VTEP-Pool-RegionA01] を選択します。
- [OK] をクリックします。
VXLAN トンネル エンドポイント (VTEP) の確認
VTEP が DHCP または IP プールから IP アドレスを取得したことを確認します。
- [論理ネットワークの準備] タブをクリックします。
- [RegionA01-COMP01] クラスターおよび [RegionA01-COMP02] クラスターを展開します。
- IP アドレスが ([Vmknic IP アドレス] フィールドで) ホストに割り当てられていることを確認します。
VXLAN が使用するポートは変更できます。デフォルトでは 4789 を使用します。
- 次に、[セグメント ID] をクリックします。
- [編集] ボタンをクリックします。
- セグメント ID の範囲として、「5000-5999」 と入力します。
セグメント ID プールには、論理ネットワーク セグメントの構築時に使用できる VXLAN ネットワーク ID (VNI) の範囲を指定します。
- 入力内容に間違いがないことを確認し、[OK] をクリックします。
新しいトランスポート ゾーンを作成
- [トランスポートゾーン] をクリックしてから、緑色の [+] アイコンをクリックして新しいトランスポート ゾーンを追加します。
- 名前に 「RegionA0-Global-TZ」 と入力します。
- [RegionA01-COMP01]、[RegionA01-COMP02]、[RegionA01-MGMT01] の各クラスターを選択してトランスポート ゾーンに追加します。 このトランスポート ゾーン内に作成された論理スイッチは、ここで選択したクラスターに自動的に追加されます。
- 入力内容に間違いがないことを確認し、[OK] をクリックします。
- トランスポート ゾーンが正しく作成されていることを確認します。
NSX Manager の健全性とプロセス
- [ダッシュボード] タブをクリックします。
ダッシュボードにより、NSX 環境全体の健全性をすぐに把握できます。NSX Manager、コントローラー、ホスト、ファイアウォール、論理スイッチに問題があると、ダッシュボードによりアラートが生成されます。
- NSX Manager の緑色の四角形をクリックすると、NSX Manager のディスク使用状況および現在使用されているサービスの実行状態が表示されます。
- [X] をクリックして詳細ウィンドウを閉じます。
- コントローラー ノードの緑色の四角形をクリックすると、そのコントローラーの全体的な実行状況、および環境内のほかのコントローラーに接続されているかどうかが表示されます。
- [X] をクリックして詳細ウィンドウを閉じます。
実習ラボに戻るには、右上にあるリンクをクリックするか、このブラウザー タブを閉じてください。