VMware Hands-on Labs - HOL-1708-SDC-1-JA


実習ラボの概要: HOL-1708-SDC-1: Virtual SAN の概要

Module Switcher


Module Switcher アプリケーションを使用すると、実習ラボ内の複数のモジュールに簡単にアクセスし、モジュール間を移動することができます。 


 

Module Switcher の起動

 

  1. デスクトップにある [Module Switchers] フォルダを開きます。
  2. モジュール [1 HOL-1708-SDC-1 - VSAN A to Z] をダブルクリックします。

 

 

Module Switcher の操作方法

 

 

実習ラボのガイダンス


注: この実習ラボの所要時間は 90 分以上を想定しています。1 回の実習時間あたり 2 ~ 3 モジュールを目安に学習してください。 モジュールは相互に独立しているため、どのモジュールの先頭から開始することもでき、どの順序で進めることもできます。各モジュールには、目次から直接移動できます。

目次を表示するには、実習ラボ マニュアルの右上の [目次] をクリックします。

実習ラボの概要:

 この実習ラボの目的は、VMware Virtual SAN の基本について理解を深めることです。この自習ラボは 5 つのモジュールに分かれており、各モジュールでは VMware Virtual SAN の設定、機能の有効化、トラブルシューティングなどに関連する重要なステップを中心に学習することができます。各モジュールは複数のレッスンで構成され、各レッスンでは特定のトピックについて詳しく説明します。モジュールの内容は相互に独立しているため、どの順序でも進めることができます。

実習ラボのモジュールのリスト:

 実習ラボ責任者:

 

この実習ラボ マニュアルは、次のハンズオン ラボ ドキュメント サイトからダウンロードできます。

[http://docs.hol.vmware.com]

一部の実習ラボは、英語以外の言語でも提供されています。 言語設定を変更して翻訳版のマニュアルを実習ラボで使用する手順については、次のドキュメントを参照してください。

http://docs.hol.vmware.com/announcements/nee-default-language.pdf


 

メイン コンソールの場所

 

  1. 赤い四角の領域には、メイン コンソールが表示されます。 実習ラボ マニュアルは、メイン コンソールの右側のタブに表示されます。
  2. 実習ラボによっては、左上の別のタブに追加のコンソールが用意されていることがあります。この場合、実習ラボ マニュアルの説明に従って、指定されたコンソールを開いてください。
  3. この実習ラボでは、開始時に 90 分のタイマーが表示されます。 このラボで行った作業内容は保存できません。 すべての作業は、実習ラボ セッション内に完了してください。 時間が足りない場合は、[EXTEND] をクリックして時間を延長することができます。 VMware イベントでご使用の場合は、実習ラボの時間を 2 回まで、最大 30 分延長できます。 [EXTEND] を 1 回クリックすると、時間が 15 分間延長されます。 VMware イベント以外でご使用の場合は、実習ラボの時間を最大 9 時間 30 分延長できます。[EXTEND] を 1 回クリックすると、時間が 1 時間延長されます。

 

 

アクティベーション プロンプトまたはウォーターマーク

 

実習ラボを初めて開始すると、Windows のライセンス認証が完了していないことを知らせるウォーターマーク (透かし) がデスクトップに表示される場合があります。 

仮想化の大きなメリットの 1 つは、仮想マシンを任意のプラットフォームに移動して実行できることです。 ハンズオン ラボも、このメリットを活用して複数のデータセンターから実行できるようになっています。 ただし、これらのデータセンターでは必ずしも同じ種類のプロセッサを使用しているとは限りません。プロセッサが異なると、インターネット経由で Microsoft 社のライセンス認証チェックが行われます。

この場合でも、VMware とハンズオン ラボは Microsoft 社のライセンス要件に完全に準拠しているため、安心してご利用いただけます。 ご利用の実習ラボは自己完結型ポッドであり、Windows のライセンス認証の確認に必要なインターネットへの完全なアクセスがありません。 インターネットへの完全なアクセスがないと、この自動プロセスは失敗し、このようなウォーターマークが表示されます。

これは表面上の問題であり、実習ラボへの影響はありません。 

 

 

キーボード以外の方法によるデータ入力

このモジュールでは、メイン コンソールでテキストを入力します。複雑なデータを入力する場合は、キーボードから直接入力する以外に、次の 2 つの方法を使用すると便利です。

 

 

実習ラボ マニュアルのテキストをクリックし、コンソールのアクティブ ウィンドウまでドラッグする

実習ラボ マニュアルに記載されているテキストやコマンド ライン インターフェイス (CLI) のコマンドをクリック (選択) し、メイン コンソールのアクティブ ウィンドウまで直接ドラッグできます。 

 

 

オンラインの国際キーボードにアクセスする

 

キーボード配列によっては、特定の文字や記号が入力しにくいことがあります。そのような場合、メイン コンソールに、オンラインの国際キーボードを表示して使用すると便利です。

  1. 国際キーボードを表示するには、Windows のクイック起動タスク バーで、キーボードのアイコンをクリックします。

 

 

アクティブなコンソール ウィンドウを 1 回クリックする

 

この例では、メール アドレスで使用される 「@」 記号をオンライン キーボードから入力します。US 配列のキーボードでは、「@」 記号は <Shift> + <2> というキーの組み合わせになります。

  1. アクティブなコンソール ウィンドウを 1 回クリックします。
  2. <Shift> キーをクリックします。

 

 

@>キーをクリックする

 

  1. <@> キーをクリックします。

これで、アクティブなコンソール ウィンドウに @ 記号が入力されます。

 

 

画面の右下部分を確認する

 

画面の右下部分で、すべての起動ルーチンが完了し、開始する準備ができていることを確認してください。表示が [Ready] になるまでお待ちください。これには数分間かかることがあります。 5 分経過しても [Ready] にならない場合は、サポートにお問い合わせください。

 

Control Center ブラウザ言語設定(日本語)

Firefox ブラウザ言語設定 (日本語表示)


vSphere Web Clientはブラウザベースです。日本語表示するためには、ブラウザの言語設定を日本語に設定します。

なお、vSphere Web Client 以外の一部ツールでは英語表記となります。これはハンズオンラボ環境特有のものです。


 

Firefoxの起動

 

Firefoxアイコンをクリックし、 起動します。

 

 

Firefoxブラウザの日本語化

 

1. ウィンドウ右上のメニューを開きます。

2. [Options]  をクリックします。

 

 

Firefoxブラウザの日本語化

 

左側メニューから [Content] を選択します。

 

 

Firefoxブラウザの日本語化

 

[Languages] の [Choose...] をクリックします。

 

 

Firefoxブラウザの日本語化

 

[Select a language to add...] をクリックします。

 

 

Firefoxブラウザの日本語化

 

1. プルダウンから [Japanese [ja] ] を選択します。

2. [Add] をクリックします。

3. [OK] をクリックします。

4. Firefox を再起動します。

 

Google Chrome ブラウザ言語設定(日本語表示)


vSphere Web Client はブラウザベースです。日本語表示にする為には、ブラウザの言語設定を日本語に設定します。

なお、vSphere Web Client 以外の一部ツールでは英語表記となります。これはハンズオンラボ環境特有のものです。


 

Google Chrome の起動

 

Google Chrome を起動します。

 

 

Google Chrome のメニューを開く

 

ブラウザウィンドウ右上のメニューを開きます。

 

 

Google Chrome の設定画面を開く

 

[Settings] をクリックします。

 

 

Google Chrome の詳細設定を表示

 

1. 画面を下へスクロールします。

2. [Show advanced settings...] をクリックします。

 

 

Google Chrome の言語と入力の設定

 

画面を下へスクロールし、[Language and input setting...] をクリックします。

 

 

Google Chrome の言語と入力の設定

 

[Add] をクリックします。

 

 

Google Chrome の言語と入力の設定

 

1. プルダウンから [Japanese - 日本語] を選択します。

2. [OK] をクリックします。

 

 

Google Chrome の言語と入力の設定

 

1. 左側 [Languages] 内の [Japanese] を一番上までドラッグで移動させます。

2. [Done] をクリックします。

3. Google Chrome ブラウザを再起動します。

 

モジュール 1: Virtual SAN 6.2 のセットアップと有効化 (15 分) (初心者向け)

はじめに


Virtual SAN について

Virtual SAN は VMware が提供するストレージ ソリューションで、2013 年にベータ版がリリースされ、2014 年 3 月から一般公開されました。2016 年 3 月現在の最新バージョンは 6.2 です。Virtual SAN は vSphere と完全に統合されています。これはオブジェクト ベースのストレージ システムであり、vSphere 管理者が仮想マシンのストレージの配置を簡単に決定できるようにすることを目的とした仮想マシン ストレージ ポリシーのプラットフォームです。vSphere High Availability (HA)、vSphere Distributed Resource Scheduler (DRS)、vMotion などの vSphere の主要機能を完全にサポートし、これらの機能と連携します。

このモジュールは次のレッスンで構成されています。


レッスン 1: Virtual SAN の概要



 

Virtual SAN とは

Virtual SAN は、vSphere のコンポーネントとしてハイパーバイザーを拡張し、サーバ内蔵型ストレージ リソースをプール化および抽象化します。これは、vSphere でのコンピューティング リソースのプール化および抽象化の方法とほぼ同じです。従来の外部ストレージ アレイに比べてはるかにシンプルで、費用対効果も高くなるように設計されています。vSphere のユーザーは短時間で Virtual SAN を理解し、生産性を向上させることができます。

Virtual SAN は vSphere と完全に統合され、Distributed Resource Scheduler (DRS)、High Availability (HA)、vMotion などの一般的な vSphere 機能のほとんどをサポートしています。また、大規模な自動化環境向けに、vRealize Suite とも統合されています。

管理者は、ストレージ ポリシーを定義し、仮想マシンに割り当てます。ストレージ ポリシーでは、可用性、パフォーマンス、およびプロビジョニングに関する要件 (例: シン プロビジョニング) を定義します。仮想マシンがプロビジョニングされると、Virtual SAN によってストレージ ポリシーが解釈され、基盤のストレージ デバイスがポリシーを満たすように自動的に構成されます (例: RAID 1)。ストレージ ポリシーに変更を加えた場合も、リソースが新しいポリシーを満たすように Virtual SAN によって自動的に再構成されます。

主なポイント:

技術的な特長:

 

 

 

お客様のメリット

シンプル

Virtual SAN は、従来のストレージ ソリューションに比べて、インストールや日々の運用が非常にシンプルです。ストレージは、vSphere の管理環境をシームレスに拡張する形で表されます。ポリシー ベースの管理により、仮想マシン向けのストレージ サービスのプロビジョニングが大幅に簡素化されます。

優れたパフォーマンス

Virtual SAN は vSphere カーネルと緊密に統合されているうえにフラッシュを使用するため、従来のストレージ ソリューションに比べて、アプリケーションのパフォーマンスが飛躍的に向上します。アプリケーションのパフォーマンスをさらに高いレベルで安定的に確保する必要がある場合は、オール フラッシュ構成を使用できます。

総所有コスト (TCO) の低減

Virtual SAN では、合理化された管理モデルと費用対効果の高いサーバ ストレージ コンポーネントを使用するため、TCO を最大 50 % 削減できます。キャパシティやパフォーマンスを拡張する場合は、リソース (フラッシュ、ディスク、またはサーバ) をクラスタに追加するだけです。

 

 

 

 

主なユースケース

 

 

レッスン 2: Virtual SAN の要件



 

vCenter Server

Virtual SAN 6.0 を利用するには、ESXi 6.0 と vCenter Server 6.0 が必要です。Virtual SAN は、Windows 版の vCenter Server と vCenter Server Appliance (VCSA) のどちらでも管理することができます。

Virtual SAN の構成と監視には vSphere Web Client を使用します。このクライアントもバージョン 6.0 でなければなりません。

 

 

vSphere ESXi

Virtual SAN クラスタを形成するには、3 台以上の vSphere ホスト (各ホストがローカル ストレージを搭載) が必要です。これにより、少なくとも 1 台のホストの障害に耐えられるという最小の可用性要件を満たすクラスタを実現できます。vSphere ホストでは、vSphere 6.0 を実行している必要があります。ホストの数がこれよりも少ないと、1 台のホストがダウンした場合、仮想マシンの可用性にリスクが発生します。サポートされるホストの最大数は 64 です。

Virtual SAN にローカル ストレージを提供するクラスタ内の各 vSphere ホストは、少なくとも 1 台のハード ディスク ドライブ (HDD) と 1 台のソリッド ステート ディスク ドライブ (SSD) を搭載している必要があります。

 

 

ディスクとネットワーク

 

重要: すべてのコンポーネント (ハードウェア、ドライバ、ファームウェア) は、Virtual SAN 向けの vSphere 互換性ガイドに記載されているものを使用する必要があります。記載されていない構成は一切使用できません。

VMkernel ポートには Virtual SAN のラベルが付いています。このポートは、クラスタ内のノード間の通信に使用されます。また、特定の仮想マシンを所有する vSphere ホストと、その仮想マシン ファイルを構成する実際のデータ ブロックが置かれている vSphere ホストが同じクラスタ内で別々に存在している場合は、読み取りや書き込みにもこのポートが使用されます。この場合は、クラスタ内のホスト間で構成されたネットワークを経由して I/O 処理を行う必要があります。

 

レッスン 3: Virtual SAN クラスタの準備


Virtual SAN を使用するには、ホスト クラスタを作成し、そのクラスタで Virtual SAN を有効にする必要があります。

Virtual SAN クラスタには、ストレージ ディスクを搭載するホストと、ストレージ ディスクを搭載しないホストを混在させることができます。

Virtual SAN クラスタを作成する際は、次のガイドラインに従ってください。

Virtual SAN を有効化すると、Virtual SAN ストレージ プロバイダが vCenter Server に自動的に登録され、Virtual SAN データストアが作成されます。


 

Windows のクイック起動タスク バーからの Chrome ブラウザの起動

 

  1. Windows のクイック起動タスク バーで Chrome アイコンをクリックします。

 

 

vSphere Web Client へのログイン

 

vSphere Web Client のログイン画面で [Windows セッション認証を使用してください] チェック ボックスをオンにします。

[ログイン] をクリックします。

 

 

vSphere Web Client

 

vSphere Web Client のホーム ページが表示されます。

[最近のタスク] ペイン、[アラーム] ペイン、および [処理中の作業] ペインを最小化または最大化するには、画鋲アイコンをクリックします。

[ホスト および クラスタ] を選択します。

 

 

Virtual SAN の有効化

 

Virtual SAN は現在無効になっています。このレッスンでは、Virtual SAN を簡単に有効化する方法について説明します。

実習環境について: RegionA01-COMP01 というクラスタには現在、ESXi ホストが 3 台含まれています。これらのホストにより、キャッシュおよびキャパシティ用のストレージが提供され、Virtual SAN データストアが形成されます。

[RegionA01-COMP01] を選択し、[管理] - [設定] - [Virtual SAN] - [全般] - [構成] の順にクリックします。

 

 

Virtual SAN の有効化

 

[次のストレージにディスクを追加] が [手動] に設定されていることを確認します。

[手動] を選択すると、Virtual SAN ディスク グループを手動で構成できます。この方法で、Virtual SAN ディスク グループを形成するキャッシュ ディスクとキャパシティ ディスクを選択できます。

この画面には、他にも Virtual SAN データストアのデデュープ (重複排除) と圧縮を有効にするオプションや、フォールト ドメインとストレッチ クラスタを作成するオプションなどがあります。これらのトピックについては、この実習内で後ほど詳しく説明します。これらの機能の簡単な概要を表示するには、各機能の横にある情報アイコン [i] をクリックしてください。

[フォールト ドメインおよび拡張クラスタ] セクションで [構成しない] が選択されていることを確認します。

[次へ] をクリックします。

 

 

 

ネットワークの検証

 

VMKernel アダプタが構成されていることを示すチェック マークと、Virtual SAN ネットワーク サービスが有効であることを示すチェック マークが表示されていることを確認します。

[次へ] をクリックします。

 

 

ディスクの要求

 

Virtual SAN クラスタでキャッシュとキャパシティに使用するディスクをそれぞれ選択します。

ディスクは、モデルおよび容量別、またはホスト別にグループ化できます。環境内で使用可能なデバイスに応じて、推奨される選択項目が表示されます。

個々のディスク項目を展開すると、その項目に含まれるディスクのリストを表示できます。

キャパシティ ディスクの数は、各ホストで要求するキャッシュ ディスクの数と同じかそれ以上の数に設定する必要があります。

この時点ではまだ [次へ] をクリックしないでください。

 

 

ディスクの要求

 

[次でグループ化] ドロップダウン リストから [ホスト] を選択します。

これは、ホスト側からストレージを見た場合のビューになります。

[次へ] をクリックします。

 

 

設定の完了

 

選択内容が正しいことを確認します。

ここで、キャパシティが 120 GB の Virtual SAN データストアが作成されることを確認できます。キャパシティ ディスクは Virtual SAN データストアのキャパシティ用に使用されるディスクです。キャッシュ用に使用されるディスクは含まれていません。

この時点では、デデュープ (重複排除) と圧縮はまだ有効化されていません。これはオール フラッシュ構成の Virtual SAN クラスタで、キャッシュ用とキャパシティ用のディスクはいずれも SSD ディスクです。

[終了] をクリックします。

 

 

表示の更新

 

これで Virtual SAN が有効になりました。

[再読み込み] アイコンをクリックして更新し、変更を反映します (「正しくない構成が検出されました」 というメッセージが表示される場合は、数回の更新が必要になることがあります)。

更新すると、Virtual SAN クラスタ内の 3 つのホストがすべて表示されます。

 

 

 

[Recent Tasks]

 

vSphere Web Client の下部にある [最近のタスク] を開くと、最近行った作業を確認できます。

ここに、先ほど行った作業 (Virtual SAN クラスタの作成、ディスク グループの作成、およびディスク グループへのディスクの追加) が表示されていることを確認してください。

 

 

[Virtual SAN] - [Disk Management]

 

[Virtual SAN] - [ディスク管理] の順に選択します。

各 ESXi ホストの Virtual SAN ディスク グループが表示されます。

すべてのディスク グループを表示するために、リストを下にスクロールしなければならない場合もあります。

画面の下の方に、これらのディスク グループを構成するドライブの種類 ([ドライブのタイプ]) とディスク階層 ([ディスク層]) が表示されます。

 

 

 

Virtual SAN データストアのプロパティ

 

Virtual SAN クラスタの構成が完了すると Virtual SAN データストアも作成されます。

データストアのキャパシティを表示するには、[データストア] - [RegionA01-VSAN-COmp01] - [管理] - [設定] - [全般] の順にクリックします。

表示されるキャパシティは、クラスタ内の各 ESXi ホストから取得されたキャパシティ デバイスの容量の合計です (Virtual SAN のオーバーヘッド分程度少なくなっています)。

キャパシティの計算では、キャッシュとして使用されるフラッシュ デバイスは考慮されません。

 

 

ストレージ プロバイダのステータスの確認

 

各 ESXi ホストが Virtual SAN の機能を認識して、vCenter Server とストレージ レイヤーの間で通信を行えるように、ストレージ プロバイダが作成されます。Virtual SAN クラスタの構成が完了すると、各 ESXi ホストにストレージ プロバイダが用意されます。

ストレージ プロバイダは、vCenter によって Storage Management Service (SMS) に自動的に登録されます。ただし、いずれかの ESXi ホスト上のストレージ プロバイダが正常に登録されて有効になっていること、およびクラスタ内の残りの ESXi ホストの他のストレージ プロバイダが登録されてスタンバイ モードになっていることを確認することをお勧めします。

ステータスを確認するには、vCenter Server を選択し、[管理] - [ストレージプロバイダ] の順にクリックします。

この 3 ノード構成のクラスタでは、Virtual SAN プロバイダの 1 つがオンラインでアクティブになっていて、残り 2 つはスタンバイ状態になっています。プロバイダは、Virtual SAN クラスタに参加している各 ESXi ホストに 1 つずつ用意されますが、Virtual SAN データストアの機能情報を提供するためにアクティブにする必要があるのは 1 つだけです。

何らかの理由でアクティブなプロバイダに障害が発生した場合は、スタンバイ ストレージ プロバイダがアクティブ プロバイダに切り替わります。

 

レッスン 4: Virtual SAN でのデデュープ (重複排除) と圧縮


Virtual SAN 6.2 では、デデュープ (重複排除) と圧縮と呼ばれる 2 つのデータ量削減機能が導入されています。これらの機能をクラスタ レベルで有効にすると、Virtual SAN の各ブロックで重複が排除され、その結果が圧縮されてからキャパシティ レイヤーにデステージされるようになります。これらの機能はオール フラッシュ構成の Virtual SAN でのみ利用できます。

デデュープと圧縮を個別に有効化することはできず、両方の機能が同時に有効化または無効化されます。デデュープと圧縮はディスク グループ レベルで実行されます。したがって、データ量の削減につながるのは、重複するオブジェクトが同じディスク グループに配置されている場合のみです。同じ仮想マシンのコピーが複数あり、それらのコンポーネントが異なるディスク グループに配置されている場合、同一のデータ ブロックのデデュープは行われません。ただし、デデュープと圧縮はクラスタ全体で有効化または無効化される機能です。

仮想マシンまたはディスク グループ単位でこれらの機能を有効化することはできません。デデュープと圧縮を有効にすると、同じディスク グループに配置されているコンポーネントに対し、4 KB のブロック レベルでデデュープが行われます。4 KB のブロック単位で重複するデータがディスク グループ内に複数存在する場合、1 つのブロックだけを残して残りの重複ブロックがすべて削除されます。


 

Virtual SAN でのデデュープ (重複排除) と圧縮

 

デデュープ (重複排除) のプロセスは、キャッシュ層からキャパシティ層にブロックがデステージされるときに実行されます。デデュープが行われたブロックの追跡には、ハッシュ テーブルが使用されます。デデュープが行われたデータとハッシュ テーブルのメタデータは、ディスク グループを構成するキャパシティ デバイスに拡散されます。デデュープでは、ディスク グループ内のコンポーネントは区別されません。デデュープの対象になるのは、仮想マシン ホームのネームスペース オブジェクト、仮想マシン スワップ オブジェクト、VMDK オブジェクト、またはスナップショット差分オブジェクトのブロックです。

ブロックのデデュープが完了すると、Virtual SAN は、4 KB のブロックを 2 KB 以下に圧縮できるかどうかを確認します。ブロックを 2 KB 以下に圧縮できる場合は、圧縮されたコピーが保持されます。2 KB 以下に圧縮できない場合は未圧縮のブロックが保持されます。

このプロセスは比較的シンプルです。まず、仮想マシンが Virtual SAN キャッシュ層にデータを書き込みます (ステップ 1)。書き込まれたデータの使用頻度が低くなり、デステージが必要になると、Virtual SAN がそのブロックをメモリに読み込みます (ステップ 2)。ハッシュが計算され、デデュープが行われ、残されたブロックが圧縮されて、キャパシティ層に書き込まれます (ステップ 3)。

現在、Virtual SAN ではデデュープに SHA1 が使用され、圧縮に LZ4 が使用されています。

 

 

 

Virtual SAN でのデデュープ (重複排除) と圧縮の有効化

 

クラスタ [RegionA01-COMP01] を選択します。

[管理] - [設定] - [Virtual SAN] - [全般] の順に選択します。

現在、[デデュープおよび圧縮] は 「無効」 になっています。

[編集] をクリックします。

 

 

Virtual SAN でのデデュープ (重複排除) と圧縮の有効化

 

[ストレージへのディスクの追加] が [手動] に設定されていることを確認します。

[デデュープおよび圧縮] を [有効] に変更します。

[冗長性の低下を許可] オプションを選択することもできます。

デデュープ (重複排除) と圧縮を有効にするには、オンディスク フォーマットの変更が必要になるため、ディスク グループが一時的に退避されて一度削除された後、これらの新機能に対応する新しいオンディスク フォーマットでディスク グループが再作成されます。

このとき、クラスタ内のリソースが不足しているためにディスク グループを完全に退避させることができない場合があります。たとえば、3 ノード構成のクラスタでは、データを完全に維持しながらレプリカやウィットネスを退避させる場所がないといった状況が発生する可能性があります。また、RAID 5 オブジェクトがすでに展開されている 4 ノード構成のクラスタでも同様の状況が発生する可能性があります。この場合、RAID 5 オブジェクトは 4 つのノードを必要とするため、RAID 5 ストライプの一部を移動する先がありません。また、ディスク容量の大部分がすでに使用されていて、ディスク グループの全データを格納する余裕がない場合も同様の問題が起こります。

いずれの場合もデデュープ (重複排除) と圧縮を有効にするオプションは引き続き使用できますが、コンポーネントの移動先がないため、プロセスの進行中に一定のリスクが伴うことを認識しておく必要があります。このオプションを選択しても仮想マシンの実行は中断されません。

 [OK] をクリックします。

 

 

Virtual SAN でのデデュープ (重複排除) と圧縮の有効化

 

処理が完了するまで待ちます。処理の進行中は、[オンディスク フォーマットのバージョン] に 「更新が進行中です」 と表示されます。

すでに説明したように、ディスク グループが一時的に退避され、いったん削除された後、これらの新機能に対応する新しいオンディスク フォーマットで再作成されます。

 

 

Virtual SAN でのデデュープ (重複排除) と圧縮の有効化

 

タスクの進行状況は [最近のタスク] ペインで確認できます。

このペインでは、一度に 1 台のホストについて、ディスクとディスク グループの削除、ディスク フォーマットの変換、およびディスクとディスク グループの再追加の進行状況を確認できます。

 

 

Virtual SAN でのデデュープ (重複排除) と圧縮の有効化

 

処理が完了すると、デデュープ (重複排除) と圧縮が完全に有効になり、すべてのディスク グループがいったん削除されて再作成されます。

 

レッスン 5: Virtual SAN クラスタ キャパシティのスケール アウト


VMware Virtual SAN は、スケール アウトとスケール アップに対応したストレージ アーキテクチャです。つまり、Virtual SAN クラスタにはストレージ リソースをシームレスに追加できます。たとえば、キャパシティを増強するために磁気ディスク (ハイブリッド構成) やフラッシュ デバイス (オール フラッシュ構成) を追加したり、キャッシュ用デバイスとキャパシティ用デバイスの両方を含む完全なディスク グループを追加したり、ストレージ キャパシティを提供するホストを新たに追加したりできます。

ここまでは 3 ノード構成の Virtual SAN クラスタを使用して実習を進めてきましたが、このレッスンでは、Virtual SAN データストアにストレージを提供する ESXi ホストを追加して、Virtual SAN データストアをスケール アウトする方法について説明します。

 


 

現在の Virtual SAN キャパシティの確認

 

Virtual SAN クラスタへのホストの追加はきわめて簡単です。ただし、追加するホストが Virtual SAN の要件または推奨事項を満たしていることを確認する必要があります。たとえば、Virtual SAN 専用の 1 GB ネットワーク インターフェイス カード (NIC) ポートを搭載し (推奨は 10 GbE)、ストレージ キャパシティを提供するホストでは、1 台以上のキャッシュ層デバイスと 1 台以上のキャパシティ層デバイスを搭載している必要があります。また、Virtual SAN 通信用の VMkernel ポートの構成はホストをクラスタに追加した後からでも行えますが、事前に構成しておくことを推奨します。

クラスタ [RegionA01-COMP01] を選択します。

[サマリ] をクリックします。

現在の Virtual SAN データストアのキャパシティは約 112 GB です。

 

 

Virtual SAN クラスタ設定の確認

 

  1. クラスタ [RegionA01-COMP01] を選択します。
  2. [管理] タブを選択します。
  3. [設定] ボタンをクリックします。
  4. [Virtual SAN] セクションで [General] を選択します。
  5. [ストレージへのディスクの追加] が [手動] に設定されていることを確認します。

 

 

ストレージ デバイスの確認

 

ESXi のデバイスがフラッシュや SSD として自動的に認識されない場合は、手動でデバイスの種類を指定できます。

デバイスのベンダーがフラッシュ ディスクの自動検出をサポートしていない場合、ESXi はそのデバイスをフラッシュとして認識しません。デバイスの [ドライブのタイプ] 列には種類として [HDD] と表示されます。

注: HDD ディスクをフラッシュ ディスクとして指定すると、そのディスクを使用するデータストアやサービスのパフォーマンスが低下するおそれがあります。ディスクをフラッシュ ディスクとして指定するのは、フラッシュ ディスクであることが明らかな場合だけにしてください。

[esx-04a.corp.local] - [管理] - [ストレージ] - [ストレージデバイス] の順に選択します。

[ストレージデバイス] のリストに、Virtual SAN データストアへストレージを提供するために使用する 2 つのディスクが表示されます。1 つはキャッシュ ディスクとして使用する 5 GB のディスクです。もう 1 つはキャパシティ層で使用する 40 GB のディスクです。

このクラスタはオール フラッシュ構成ですが、キャッシュ用に 1 台の SSD ディスクとキャパシティ用に 1 台以上の SSD ディスクが必要です。

 

 

クラスタへのノードの追加

 

次に、「esx-04a.corp.local」 を Virtual SAN クラスタに追加します。

[esx-04a.corp.local] をドラッグ アンド ドロップで [RegionA01-COMP01] クラスタに移動します。

ドラッグ アンド ドロップでうまくいかない場合は、ESXi ホスト [esx-04a.corp.local] を右クリックし、[移動先 ...] を選択します。クラスタ [RegionA01-COMP01] を選択します。

 

 

クラスタへのホストの移動

 

デフォルト オプションの [このホストのすべての仮想マシンをクラスタのルートリソースプールに入れます。現在ホストに存在するリソースプールは削除されます。] を選択します。

[OK] をクリックします。

クラスタ内にすでに ESXi ホストがあるために警告メッセージが表示される場合がありますが、しばらくすると自動的に解決します。

 

 

メンテナンス モードの終了

 

次に、ESXi ホストのメンテナンス モードを解除します。

[esx-04a.corp.local] を右クリックして、[メンテナンスモード] - [メンテナンスモードの終了] の順に選択します。

 

 

 

ネットワークの構成

 

ここでアラートが表示されます。これは、Virtual SAN ネットワークを適切に構成する必要があることを示しています。

 

 

ネットワークの構成

 

[esx-04a.corp.local] を選択します。

[管理] - [ネットワーク] - [VMkernel アダプタ] の順に選択します。

[vmk2] を選択します。

この vmKernel ポートで 「Virtual SAN トラフィック」 サービスが無効になっていることがわかります。

[設定の編集] ボタン (鉛筆アイコン) をクリックします。

 

 

ネットワークの構成

 

[Virtual SAN トラフィック] サービスのチェック ボックスをオンにして、このサービスを有効にします。

[OK] をクリックします。

 

 

ネットワークの構成

 

この vmKernel ポートで 「Virtual SAN トラフィック」 サービスが有効になっていることがわかります。

 

 

Virtual SAN のキャパシティ

 

[RegionA01-COMP01] - [サマリ] の順に選択します。

Virtual SAN のキャパシティはまだ約 112 GB です。この時点ではまだ、Virtual SAN クラスタに新しい ESXi ホストを追加しただけです。[ストレージへのディスクの追加] が [手動] に設定されているため、新しいホスト上で Virtual SAN ディスク グループを手動で作成して、Virtual SAN データストアにストレージを提供できるようにする必要があります。

 

 

追加のノードの確認

 

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[管理] を選択します。

[設定] を選択します。

[Virtual SAN] - [ディスク管理] の順に選択します。

ESXi ホスト 「esx-04a.corp.local」 はすでに Virtual SAN クラスタに追加されていますが、まだストレージを提供していません。

 

 

利用可能なディスクの要求によるキャパシティの拡大

 

  1. [RegionA01-COMP01] を選択します。
  2. [管理] を選択します。
  3. [設定] を選択します。
  4. [Virtual SAN] - [ディスク管理] の順に選択します。
  5. [ディスクの要求] ボタンをクリックします。

 

 

 

利用可能なディスクの選択

 

ここでは、このホストで利用可能なディスクを確認できます。利用可能なディスクは、ディスク モデルとサイズによってグループ化されます。ホストごとにディスクをグループ化することもできます。

[OK] ボタンや [キャンセル] ボタンが表示されていない場合は、ダイアログ ボックスをダブルクリックしてサイズを調整するとボタンが表示されます。

[OK] をクリックします。

 

 

Virtual SAN クラスタの確認

 

ディスクの要求処理が完了し、クラスタのキャパシティが拡張されるのを待ちます。

リソースが更新されない場合は、[ディスク グループ] の表示を更新します。

ホスト 「esx-04a.corp.local」 にディスク グループが作成されたことを確認します。

 

 

Virtual SAN のキャパシティ

 

[データストア] ビューを選択します。

データストア [RegionA01-VSAN-COMP01] を選択します。

[サマリ] を選択します。

Virtual SAN のキャパシティが約 149 GB に拡張されていることを確認します。これは、ESXi ホスト 「esx-04a.corp.local」 のディスク グループから 40 GB が追加された結果です。

 

まとめ



 

モジュール 1 の終了

モジュール 1 はこれで終了です。

この後は、次のうち最も興味のあるモジュールに進んでください。[実習ラボ マニュアルに合わせて、カスタムの情報やオプションの情報を追加してください。]

 

 

Module Switcher の操作方法

 

 

 

実習ラボの終了方法

 

実習ラボを修了するには、[終了] ボタンをクリックします。

 

モジュール 2: Virtual SAN のオール フラッシュ機能 (30 分) (初心者向け)

はじめに


このモジュールでは、ポリシー ベースのストレージ管理を通じて利用できる Virtual SAN オール フラッシュ機能の一部について説明します。

具体的には、データ レプリケーションをパフォーマンス優先で行うかキャパシティ優先で行うかを指定するフォルト トレランス方式の設定について詳しく説明します。許容される障害の数は、Virtual SAN のストレージ キャパシティの計画およびサイジングにおいて重要な役割を果たします。

RAID 5 または RAID 6 のイレイジャー コーディング技術を利用すると、Virtual SAN データストア内で最大 2 台のキャパシティ デバイスに障害が発生しても許容できるようになります。4 つ以上のフォールト ドメインが存在するオール フラッシュ構成のクラスタでは、RAID 5 を構成できます。6 つ以上のフォールト ドメインが存在するオール フラッシュ構成のクラスタでは、RAID 5 または RAID 6 を構成できます。RAID 5 または RAID 6 のイレイジャー コーディング技術を利用すると、RAID 1 のミラーリング技術を使用する場合よりも少ないキャパシティでデータを保護できます。たとえば、許容する障害の数を 1 に設定する場合、RAID 1 では仮想マシンを保護するために仮想ディスクのサイズを 2 倍にする必要がありますが、RAID 5 では仮想ディスクのサイズを 1.33 倍にするだけで仮想マシンを保護できます。RAID 1、RAID 5、RAID 6 の一般的な比較については次の表を参照してください。

このモジュールでは、仮想マシン スワップ オブジェクトについても説明します。Virtual SAN 6.2 では、「SwapThickProvisionDisabled」 という詳細ホスト オプションが新たに追加され、仮想マシン スワップ オプションをシン オブジェクトとしてプロビジョニングできるようになりました。この詳細オプションを True に設定すると、仮想マシン スワップ オブジェクトのシン プロビジョニングが行われます。


実習ラボの準備


環境の準備には、PowerCLI アプリケーションである Module Switcher を使用します。


 

Module Switcher

 

 

 

Virtual SAN A to Z 実習ラボ モジュール

 

  1. [1 VSAN A to Z HOL-SDC-1708-1] ショートカットをダブルクリックします。

 

 

モジュール 2 の開始

 

  1. モジュール 2 の [Start] ボタンをクリックします。

実習ラボの準備には 5 分ほどかかります。しばらくお待ちください。

 

 

実行状況の確認

 

処理が完了するまで実行状況を確認します。

 

 

実習ラボの準備完了

 

これで、モジュール 2 を開始する準備ができました。

  1. ウィンドウの [X] ボタンをクリックして、Module Switcher を安全に終了します。

 

レッスン 1: ポリシー ベースのストレージ管理: RAID 5/6


フォルト トレランス方式は Virtual SAN 6.2 から導入された管理者向けの新機能で、仮想マシン オブジェクトの保護に RAID 1 を使用するか RAID 5/6 を使用するかを選択できる機能です。フォルト トレランス方式の設定は、許容する障害の数の設定と組み合わせて使用します。この設定の目的は、パフォーマンスを優先するかキャパシティを優先するかを選択することです。パフォーマンスを優先する場合に推奨されるフォルト トレランス方式は RAID 1 です (これがデフォルトの方式です)。パフォーマンスよりもキャパシティを優先する場合に推奨されるフォルト トレランス方式は RAID 5/6 です。この仕組みをわかりやすく解説するため、以下のセクションでは、さまざまなポリシーの設定方法と、その結果として構成されるオブジェクトについて説明します。


 

ポリシー ベースのストレージ管理

 

Virtual SAN 6.2 では、[オブジェクトチェックサムの無効化]、[障害の許容方法]、[オブジェクトのIOPS制限] など、新しいストレージ ポリシーが数多く導入されています。

ここでは、各ストレージ ポリシーについて簡単に説明します。

[オブジェクトあたりのディスクストライプの数]: 仮想マシン オブジェクトの各レプリカがストライピングされるキャパシティ デバイスの数を指定します。1 より大きい値を指定するとパフォーマンスが向上しますが、システム リソースの使用量も増えます。

[フラッシュ読み取りキャッシュの予約]: 仮想マシン オブジェクト用の読み取りキャッシュとして予約するフラッシュ キャパシティを指定します。この値は、仮想マシン ディスク (vmdk) オブジェクトの論理サイズの割合で指定します。予約済みのフラッシュ キャパシティは、他のオブジェクトでは使用できません。予約されていないフラッシュは、すべてのオブジェクトで共有されます。このオプションは、パフォーマンスに関連する特定の問題に対処する場合にのみ使用します。

[許容する障害の数]: 仮想マシン オブジェクトが許容できるホストまたはデバイスの障害の数を指定します。許容する障害の数を n に設定した場合、仮想マシン オブジェクトのコピーが n + 1 個作成され、ストレージを提供するホストが 2 * n + 1 台必要になります。

[強制プロビジョニング]: このオプションが [はい] に設定されている場合は、データストアがストレージ ポリシーを満たしていないときでも、オブジェクトがプロビジョニングされます。ブートストラッピングを行う場合や、システムが停止していて通常のプロビジョニングができない場合は、このパラメータを使用します。

[オブジェクトスペースの予約]: 仮想マシンの展開時に予約またはシック プロビジョニングする必要がある仮想マシン ディスク (vmdk) オブジェクトの論理サイズの割合を指定します。

[オブジェクトチェックサムの無効化]: このオプションが [いいえ] に設定されている場合は、チェックサム情報の計算が行われ、データの整合性が確保されます。このオプションを [はい] に設定すると、チェックサム情報の計算は行われなくなります。チェックサムはコピーされたファイルが元のファイルと完全に同一であることを保証することによってデータの整合性を確保します。Virtual SAN でチェックサムの不一致が検出された場合は、誤ったデータを正しいデータで上書きすることにより自動的にデータが修復されます。

[障害の許容方法]: データ レプリケーションをパフォーマンス優先で行うかキャパシティ優先で行うかを指定します。パフォーマンス優先の場合、オブジェクトのコンポーネントを配置するために必要なディスク容量は増えますが、オブジェクトへのアクセスは高速になります。キャパシティ優先の場合、ディスクの使用量は少なくなりますが、パフォーマンスは低下します。

[オブジェクトのIOPS制限]: ディスクの IOPS 制限を指定します。IOPS は、重み付けされたサイズを基準とした IO 動作回数として計算されます。たとえば、基準サイズとしてデフォルト設定の 32 KB を使用している場合、64 KB の IO は 2 回の IO 動作として計算されます。IOPS の計算時には、読み取りと書き込みは同等と見なされ、キャッシュのヒット率と連続性は考慮されません。ディスクの IOPS 制限を超えると、IO 動作は抑制されます。オブジェクトの IOPS 制限が 0 に設定されている場合、IOPS 制限は適用されません。

 

 

ポリシー ベースのストレージ管理: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

Virtual SAN で RAID 5 または RAID 6 構成を実装するために必要なホストの数には要件があります。

RAID 5 には少なくとも 4 台のホストが必要であり、RAID 6 には少なくとも 6 台のホストが必要です。

その後、オブジェクトがパリティの計算とともに各ホストのストレージ間に展開されます。この構成では分散パリティが使用されるため、パリティ専用ディスクは存在しません。クラスタ内で障害が発生し、RAID 5 または RAID 6 を使用して展開されたオブジェクトに影響が生じた場合でも、残りのデータとパリティを使用して失われたデータを計算できるため、オブジェクトのデータは引き続き利用できます。

これらの新しい RAID 5/RAID 6 構成に対応するために、新しいポリシー設定が導入されました。

この新しいポリシー設定は、[障害の許容方法] と呼ばれるものです。このポリシー設定では、パフォーマンスを優先するかキャパシティを優先するかを選択できます。デフォルトではパフォーマンス優先となり、オブジェクトは引き続き RAID 1 ミラー構成を使用して展開され、パフォーマンスが最も高くなります。この設定をキャパシティ優先に変更すると、オブジェクトは RAID 5 または RAID 6 構成を使用して展開されるようになります。

RAID 5 構成を使用するか RAID 6 構成を使用するかは、[許容する障害の数] の設定により決定されます。これを 1 に設定した場合の構成は RAID 5 になります。これを 2 に設定した場合の構成は RAID 6 になります。

 

 

 

ポリシー ベースのストレージ管理: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

最初に、RAID 5/6 のフォルト トレランス方式を定義する仮想マシン ストレージ ポリシーを作成する必要があります。

[ホーム] ページから、[ポリシーおよびプロファイル] を選択します。

 

 

ポリシー ベースのストレージ管理: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

[ホーム] - [ポリシーおよびプロファイル] - [仮想マシンストレージポリシー] の順に選択します。

[仮想マシンストレージポリシーを新規作成します] を選択します。

 

 

ポリシー ベースのストレージ管理: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

次の情報を使用して新しい仮想マシン ストレージ ポリシーを作成します。

[Name]: FTT=1-Raid5

[次へ] をクリックします。

[ルールセット] 情報ページで [次へ] をクリックします。

 

 

ポリシー ベースのストレージ管理: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

次の情報を使用して新しいルール セットを作成します。

[データサービスに基づくルール]: VSAN
		ルール 1: [許容する障害の数] = 1
		ルール 2: [障害の許容方法] = Raid-5/6 (Erasure Coding)-Capacity

次の点を確認してから、[次へ] をクリックします。

[障害の許容方法] を [RAID-1 (Mirroring) - Performance] に変更します。

画面の右側に表示される [ストレージ消費モデル] を確認します。仮想ディスクのサイズが 100 GB の場合、消費されるストレージ容量 (Storage space) は 200 GB になると表示されます。

次に、[ストレージ消費モデル] を [Raid-5/6 (Erasure Coding)-Capacity] に変更すると、消費されるストレージ容量が 133 GB に減少します。

[次へ] をクリックします。

 

 

ポリシー ベースのストレージ管理

 

ストレージの互換性は仮想マシン ストレージ ポリシーに基づいて決定されます。

ここで、いま作成している仮想マシン ストレージ ポリシーに vsanDatastore が準拠していることを確認できます。

[次へ] をクリックします。

 

 

ポリシー ベースのストレージ管理: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

仮想マシン ストレージ ポリシーの設定を確認します。

[終了] をクリックします。

 

 

 

ポリシー ベースのストレージ管理: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

[FTT=1-Raid5] - [管理] - [Rule-Set-1:VSAN] の順に選択します。

ここで、仮想マシン ストレージ ポリシーを構成する個々のルールを確認できます。

 

 

Virtual SAN のキャパシティ: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

[ホーム] - [ホストおよびクラスタ] の順に選択します。

[RegionA01-COMP01] - [監視] - [Virtual SAN] - [容量] の順に選択します。

ここに表示されるキャパシティの数値を確認します (vsanDatastore はほぼ空の状態です)。

 

 

Virtual SAN データストアでの仮想マシンのクローン作成: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

現在 NFS データストア上に存在する仮想マシン 「Photon-Temp」 のクローンを Virtual SAN データストア上に作成し、先ほど作成した仮想マシン ストレージ ポリシー (FTT=1-Raid5) を適用します。

仮想マシン [Photon-Temp] を右クリックし、[クローン作成] - [仮想マシンにクローン作成] の順に選択します。

 

 

Virtual SAN データストアでの仮想マシンのクローン作成: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

仮想マシンの名前を 「FTT=1-Raid5」 に設定します。

[次へ] をクリックします。

 

 

Virtual SAN データストアでの仮想マシンのクローン作成: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

コンピューティング リソースとして [RegionA01-COMP01] を選択します。

[次へ] をクリックします。

 

 

Virtual SAN データストアでの仮想マシンのクローン作成: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

[仮想マシンストレージポリシー] で [FTT=1-Raid5] を選択します。

互換性のあるデータストアの一覧が更新され、「RegionA01-VSAN-COMP01」 という名前の vsanDatastore が表示されます。

画面の下部に、Virtual SAN ストレージ使用量は 666.67 MB で、0.00 B のフラッシュ容量を予約済みであるという内容のメッセージが表示されます。

仮想マシンのディスク サイズは 256 MB で、RAID 5 の仮想マシン ストレージ ポリシーが適用されているため、Virtual SAN のディスク使用量は 666.67 MB になります。

[次へ] をクリックします。

[クローンオプションの選択] ページで [次へ] をクリックします。

 

 

Virtual SAN データストアでの仮想マシンのクローン作成: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

[終了] をクリックします。

クローン作成処理が完了するまで待ちます。

[最近のタスク] で、[仮想マシンのクローン作成] タスクの進行状況を確認します。

 

 

Virtual SAN データストアでの仮想マシンのクローン作成: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

クローン作成処理が完了したら、仮想マシン [FTT=1-Raid5] を選択します。

[サマリ] - [仮想マシンストレージポリシー] の順に選択します。

ここで、この仮想マシンの仮想マシン ストレージ ポリシーが 「FTT=1-Raid5」 に設定され、ポリシーに準拠していることを確認できます。

[サマリ] - [関連オブジェクト] の順に選択します。

現在、この仮想マシンは vsanDatastore に配置されています。

 

 

ディスク ポリシー: FTT=1 Raid 5

 

 仮想マシン [FTT=1-Raid5] を選択し、[監視] - [ポリシー] - [ハードディスク 1] - [物理ディスクの配置] の順に選択します。

この仮想マシン ストレージ ポリシーの場合のディスク配置は、4 つのコンポーネントから構成される RAID 5 になります。

コンポーネントはクラスタ内の各ホストに 1 つずつ配置されています。

 

 

Virtual SAN のキャパシティ: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

 

Virtual SAN 6.2 では、ストレージの消費が発生している場所を追跡できる新しいキャパシティ ビューが導入されています。

[RegionA01-COMP01] - [監視] - [Virtual SAN] - [容量] の順に選択します。

最初に [容量の概要] を見ると、Virtual SAN データストア全体のサイズを確認できます。このサイズは現在、約 160 GB です。また、[デデュープおよび圧縮のオーバーヘッド] でデデュープ (重複排除) と圧縮に必要なオーバーヘッドも確認できます。

[使用済み - 合計] には、Virtual SAN データストア内でデータが物理的に書き込まれている領域の合計サイズが表示されます (論理サイズではありません)。このサイズには、仮想ディスク、仮想マシン ホーム オブジェクト、スワップ オブジェクト、パフォーマンス管理オブジェクト、およびデータストア上に存在するその他のアイテムがすべて含まれます。その他のアイテムには、ISO イメージ、未登録の仮想マシン、テンプレートなどがあります。

右上の [デデュープおよび圧縮の概要] には、デデュープと圧縮によって節約された容量と現在のデデュープ率が表示されます。また、Virtual SAN でこれらの容量効率化機能を無効にして、デデュープと圧縮が適用されているオブジェクトを元の状態に戻した場合に必要となる容量も表示されます。

容量の節約率は、「類似」 する仮想マシンの数が増えるほど向上します。

ここでは、デデュープと圧縮を無効にした場合、現在のワークロードを展開するために必要なキャパシティは約 3.48 GB(※環境により異なることがあります) となることがわかります。現在はデデュープと圧縮が有効なっているため、約 2.02 GB で済んでいます。

 

 

Virtual SAN のキャパシティ: RAID 5/6 (イレイジャー コーディング)

 

[RegionA01-COMP01] - [監視] - [Virtual SAN] - [容量] の順に選択します。

[容量] 画面の下部にオブジェクトの内訳が表示されます。

オブジェクト タイプによるグループ化:

[パフォーマンス管理オブジェクト]: Performance Service が有効な場合に、パフォーマンス メトリックを保存するために作成されたオブジェクトによって使用されているキャパシティを示します。

[ファイルシステムのオーバーヘッド]: キャパシティ デバイス上のオンディスク ファイル システム (VirstoFS) のオーバーヘッドを示します (デデュープ (重複排除)、圧縮、チェックサムのオーバーヘッドは含みません)。デデュープと圧縮を有効にすると Virtual SAN データストアの論理サイズが増大するため、ファイル システムのオーバーヘッドも 10 倍に増大します。

[デデュープおよび圧縮のオーバーヘッド]: デデュープと圧縮のメリットを利用するために必要なオーバーヘッドを示します。これには、マッピング テーブルやハッシュ テーブルなど、デデュープと圧縮に必要なメカニズムのための容量が含まれます。

[チェックサムのオーバーヘッド]: チェックサムをすべて格納するためのオーバーヘッドを示します。デデュープと圧縮を有効にすると、Virtual SAN データストアの論理サイズが増大するため、チェックサムのオーバーヘッドも 10 倍に増大します。

仮想マシンとテンプレートが Virtual SAN データストアに展開されている場合は次のオブジェクトも表示されます。

[仮想ディスク]: Virtual SAN データストアに配置された仮想マシン ディスク (VMDK) オブジェクトによって使用されているキャパシティを示します。

[仮想マシン ホーム オブジェクト]: Virtual SAN データストアに配置された仮想マシン ホームのネームスペース オブジェクト (仮想マシン ファイルを含む) によって使用されているキャパシティを示します。

[スワップオブジェクト]: 仮想マシンがパワーオン状態になったときに Virtual SAN データストアに配置される仮想マシン スワップ領域によって使用されるキャパシティを示します。

[仮想マシンメモリ]: 仮想マシン メモリを含む仮想マシンのスナップショットの作成時に作成されたメモリ オブジェクト、またはサスペンド状態の仮想マシンのメモリ オブジェクトによって使用されているキャパシティを示します。これは、仮想ハードウェア バージョン 10 以降を使用している仮想マシンについてのみ表示されます。

[その他]: 仮想マシン テンプレート、未登録の仮想マシン、仮想マシンに関連付けられていないスタンドアローンの VMDK、手動で作成された Virtual SAN オブジェクト、ISO を保存するために手動で作成されたディレクトリなど、その他のオブジェクトによって使用されているキャパシティを示します。

 

 

RAID 6 の実装: ディスク ポリシー

 

現在、この実習ラボ環境では 4 ノード構成の Virtual SAN クラスタが稼働しています。RAID 6 を実装するには、Virtual SAN クラスタ内に少なくとも 6 台のホストが必要です。

また、仮想マシン ストレージ ポリシーで、[障害の許容方法] を [Raid 5/6 - ( Erasure Coding ) - Capacity] に設定し、[許容する障害の数] を 「2」 に設定する必要があります。

RAID 6 の場合、仮想マシンに割り当てられるストレージ容量は 1.5 倍になります。

 

 

 

RAID 6 の実装: ディスク ポリシー

 

 

ここでは、RAID 6 用の仮想マシン ストレージ ポリシーが適用された仮想マシンの例を示します。

この RAID 6 構成には 6 つのコンポーネントがあり、クラスタ内にある 6 台の ESXi ホスト間に分散されています。

これはあくまでも一例です。 

 

 

レッスン 2: 新しいスパース仮想マシン スワップ オブジェクト



 

新しいスパース仮想マシン スワップ オブジェクト

仮想マシン スワップ オブジェクトには、独自の特別なポリシー設定もあります。仮想マシン スワップ オブジェクトのポリシーでは、許容する障害の数が常に 1 に設定されます。この主な理由は、仮想マシンが再起動されるとスワップ オブジェクトを保持する必要がなくなるためです。したがって、High Availability によって仮想マシンがクラスタ内の別のホストで再起動された場合は、新しいスワップ オブジェクトが作成されます。そのため、2 台以上の障害に備える必要はありません。

デフォルトでは、スワップ オブジェクトは事前に 100 % プロビジョニングされるため、ポリシー内でオブジェクト領域の予約率を 100 % に設定する必要はありません。つまり、アドミッション コントロールの観点から見ると、仮想マシン スワップ オブジェクトを完全に配置できるだけの十分なディスク容量がない限り、仮想マシンは展開されません。Virtual SAN 6.2 では、「SwapThickProvisionDisabled」 という詳細ホスト オプションが新たに追加され、仮想マシン スワップ オプションをシン オブジェクトとしてプロビジョニングできるようになりました。この詳細オプションを True に設定すると、仮想マシン スワップ オブジェクトのシン プロビジョニングが行われます。

 

 

新しいスパース仮想マシン スワップ オブジェクト

 

この例の場合、環境内でパワーオンする必要がある仮想マシンは、先ほど作成した 「FTT=1-Raid5」 だけです。

「RegionA01-COMP01」 クラスタ内で他の仮想マシンが実行されている場合は、それらの仮想マシンをただちにパワーオフしてください。

仮想マシン 「FTT=1-Raid5」 には、512 MB のメモリが割り当てられていることがわかります。

この仮想マシンが実行されている ESXi ホストは、ここに示されているホストとは異なる可能性があります。

 

 

新しいスパース仮想マシン スワップ オブジェクト

 

次に、[容量] ビューに切り替えます。

[RegionA01-COMP01] - [監視] - [Virtual SAN] - [容量] の順に選択します。

[容量] ビューの一番下までスクロールして、[使用済み容量の内訳] セクションを表示します。

ここで、[スワップ オブジェクト] によって約 1.01 GB が使用されていることを確認できます。

 

 

仮想マシンのパワーオフ

 

仮想マシン [FTT=1-Raid5] を右クリックします。

[電源] - [パワーオフ] の順に選択します。

 

 

新しいスパース仮想マシン スワップ オブジェクト

 

ここで、[容量] ビューに戻ります。

[RegionA01-COMP01] - [監視] - [Virtual SAN] - [容量] の順に選択します。

予想どおり、Virtual SAN データストア上で容量を消費している仮想マシン スワップ オブジェクトはありません。

 

 

 

新しいスパース仮想マシン スワップ オブジェクト

 

仮想マシン [FTT=1-Raid5] を選択します。

[サマリ] を選択します。

この仮想マシンが登録されている ESXi ホストを確認します。

 

 

新しいスパース仮想マシン スワップ オブジェクト

 

仮想マシン 「FTT=1-Raid5」 が登録されている ESXi ホストへの puTTY セッションを開始します。

この詳細設定は、Virtual SAN クラスタ内にあるそれぞれの ESXi ホストで設定する必要がある点に注意が必要です。ただし、現在の実習環境では、仮想マシンを実行する ESXi ホストでのみ設定を行います。

注: 以下のコマンドは、マニュアルからドラッグ アンド ドロップでコピーするか、コンソール上部のメニューからテキスト送信オプションを使用して入力できます。

設定する項目は 「SwapThickProvisionDisabled」 で、デフォルトでは無効になっています。

esxcfg-advcfg -g /VSAN/SwapThickProvisionDisabled

この設定を有効にするには、次のコマンドを使用します。

esxcfg-advcfg -s 1 /VSAN/SwapThickProvisionDisabled

 

 

 

仮想マシンのパワーオン

 

 

 

新しいスパース仮想マシン スワップ オブジェクト

 

仮想マシン 「FTT=1-Raid5」 を再度パワーオンします。

[容量] ビュー画面に戻ります。

[RegionA01-COMP01] - [監視] - [Virtual SAN] - [容量] の順に選択します。

[スワップ オブジェクト] のディスク使用量が 524 MB から 12.00 MB に減少したことを確認できます。

この新機能を利用すると、キャパシティの使用量を大幅に節約できます。

節約される容量は、展開されている仮想マシンの数と、仮想マシンのスワップ領域のサイズ (特に、仮想マシンに割り当てられる未予約のメモリのサイズ) に依存します。

 

 

まとめ


このモジュールでは、Virtual SAN 6.2 リリースから導入された新しい仮想マシン ストレージ ポリシーの一部について学習しました。

最初に、[障害の許容方法] を設定して、データ レプリケーションをパフォーマンス優先で行うかキャパシティ優先で行うかを指定する方法について学習しました。パフォーマンス優先の場合、オブジェクトのコンポーネントを配置するために必要なディスク容量は増えますが、オブジェクトへのアクセスは高速になります。キャパシティ優先の場合、ディスクの使用量は少なくなりますが、パフォーマンスは低下します。

次に、スパース仮想マシン スワップ オブジェクトについて学習しました。この新機能を利用すると、キャパシティの使用量を大幅に節約でき、仮想マシン スワップ オブジェクトのシン プロビジョニングが行われるようになります。


 

モジュール 2 の終了

モジュール 2 はこれで終了です。

この後は、次のうち最も興味のあるモジュールに進んでください。

 

 

実習ラボの終了方法

 

実習ラボを修了するには、[終了] ボタンをクリックします。

 

モジュール 3: ビジネス継続性と可用性 (30 分) (上級レベル)

はじめに


このモジュールでは、Virtual SAN ストレッチ クラスタと、その要件および構成を中心に説明します。また、Virtual SAN ストレッチ クラスタを使用するために必要な vSphere High Availability (HA) および vSphere Distributed Resource Scheduler (DRS) の設定についても、例を挙げて詳しく説明します。

Virtual SAN ストレッチ クラスタ機能は、従来の Virtual SAN クラスタと同じアーキテクチャ概念に基づいて設計されています。Virtual SAN クラスタを適切に形成するには、少なくとも 3 つのフォールト ドメインが必要です。

Virtual SAN ストレッチ クラスタはフォールト ドメインを基盤として構築されます。フォールト ドメインには、3 つのサイト (2 つのアクティブ サイトと 1 つのウィットネス サイト) をベースとする 3 つのフォールト ゾーンが必要です。ウィットネス サイトは独自の概念に基づくサイトで、ウィットネス仮想アプライアンスをホストするためだけに利用されます。ウィットネス仮想アプライアンスは、ウィットネス オブジェクトとクラスタ メタデータ情報を格納し、障害発生時にはクラスタ クォーラム サービスを提供します。

アクティブ サイト (データ フォールト ドメイン) 間のネットワーク要件

アクティブ サイト (データ フォールト ドメイン) からウィットネス サイトまでの間のネットワーク要件


実習ラボの準備


環境の準備には、PowerCLI アプリケーションである Module Switcher を使用します。


 

Module Switcher

 

 

 

Virtual SAN A to Z 実習ラボ モジュール

 

  1. [1 HOL-1708-SDC-1 - VSAN A to Z] ショートカットをダブルクリックします。

 

 

モジュール 3 の開始

 

  1. モジュール 3 の [Start] ボタンをクリックします。

 

 

実行状況の確認

 

処理が完了するまで実行状況を確認します。

 

 

実習ラボの準備完了

 

これで、モジュール 3 を開始する準備ができました。

  1. ウィンドウの [X] ボタンをクリックして、Module Switcher を安全に終了します。

 

レッスン 1: Virtual SAN 拡張 クラスタ


拡張 クラスタ構成を使用すると、仮想マシンをデータセンター間に分散することができます。仮想マシンを分散する理由としては、災害の回避やサイトのメンテナンスなどが挙げられますが、いずれの場合も、両方のサイトにわたってコンピューティング リソース、ストレージ、ネットワークを利用できるため、仮想マシン側からの視点ではダウンタイムはまったく発生しません。さらに、拡張 クラスタには、一切の制約なしに複数の拠点間でリソースのアクティブ ロード バランシングを行えるという利点もあります。

 


 

Virtual SAN 拡張 クラスタの構成

 

Virtual SAN 拡張 クラスタは、フォールト ドメインを基盤として構築されます。フォールト ドメインには、物理ノードとウィットネス仮想アプライアンスをベースとするフォールト ゾーンが必要です。ウィットネス仮想アプライアンスは、障害発生時にクラスタ クォーラム サービスを提供し、ウィットネス オブジェクトとクラスタ メタデータ情報を格納することだけを目的として独自に設計されています。ウィットネスをクラスタに参加させるには、マスター Virtual SAN ノードとバックアップ Virtual SAN ノードの両方に接続する必要があります。

ウィットネス アプライアンスは vSphere Web Client 内で通常の ESXi ホストとは異なる水色のアイコンで表示されるため、簡単に識別することができます。

Virtual SAN ウィットネス仮想アプライアンスには次の特徴があります。

この実習環境には、すでに Virtual SAN ウィットネス ホストが展開されています。この ESXi ホストは、クラスタ 「VSAN-Witness-Cluster」 に 「esx-07a.corp.local」 という名前で登録されています。

注: vSphere 環境内で識別しやすいように、ウィットネス ホストは水色で表示されます。

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタの構成

 

ESXi ホスト [esx-07a.corp.local] を選択します。

[管理] を選択します。

[ストレージ] を選択します。

[ストレージデバイス] を選択します。

この Virtual SAN ウィットネス ホストには、10 GB のフラッシュ (キャッシュ) と 15 GB の HDD (キャパシティ) が 1 台ずつ割り当てられています。

これらのディスクを使用して、Virtual SAN ウィットネス ホスト用のディスク グループを作成します。

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタの構成

 

クラスタ [RegionA01-COMP01] を選択します。

[管理] - [設定] - [Virtual SAN] - [フォールト ドメインおよび拡張クラスタ] の順に選択します。

[拡張クラスタ] は現在 「無効」 になっています。

[構成] をクリックします。

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタの構成

 

[優先フォールト ドメイン] と [セカンダリ フォールト ドメイン] の名前を指定します。ここでは、デフォルトの 「優先」 と 「セカンダリ」 を使用します。

ESXi ホスト 「esx-01a.corp.local」 と 「esx-02a.corp.local」 は 優先 フォールト ドメインに残します。

ESXi ホスト 「esx-03a.corp.local」 と 「esx-04a.corp.local」 を セカンダリ フォールト ドメインに移動します。

[次へ] をクリックします。

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタの構成

 

クラスタ [VSAN-Witness-Cluster] を展開します。

Virtual SAN  監視ホストとして [esx-07a.corp.local] を選択します。

監視ホストの要件が画面に表示されます。

[次へ] をクリックします。

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタの構成

 

キャッシュ層用に 10 GB のディスクを選択します。

キャパシティ層用に 15 GB のディスクを選択します。

[次へ] をクリックします。

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタの構成

 

設定内容を確認し、[終了] をクリックします。

 

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタの構成

 

[最近のタスク] ペインを確認します。

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタの構成

 

構成が完了すると、Virtual SAN 拡張 クラスタが形成されます。

[拡張クラスタ] が 「有効」 になり、[優先フォールトドメイン] の名前が 「優先」 に設定され、Virtual SAN 監視ホストとして 「esx-07a.corp.local」 が選択されていることを確認できます。

画面の下部には先ほど作成した 2 つのフォールト ドメインが表示され、各フォールト ドメインに 2 つの ESXi ホストが含まれていることを確認できます。

 

 

Virtual SAN オブジェクトの健全性

 

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[監視] を選択します。

[Virtual SAN] を選択します。

[健全性] を選択します。

健全性チェックの項目として [拡張クラスタ] が新たに表示されていることを確認できます。

 

 

拡張 クラスタの健全性の確認

 

健全性チェック項目 [拡張クラスタ] を展開します。

ここには、Virtual SAN 拡張クラスタに関連する健全性チェックの結果が表示されます。

Virtual SAN 健全性チェックでエラーや警告が表示されている場合は、[再テスト] ボタンをクリックすると、それらの問題が一時的なものかどうかを確認できます。

 

 

仮想マシン ストレージ ポリシーのトラブルシューティング

 

Virtual SAN 健全性チェックの [データ] の結果が 「失敗」 になっていることに注目してください。

ここで、その原因を詳しく調べてみましょう。

 

 

仮想マシン ストレージ ポリシーのトラブルシューティング

 

最初に、仮想マシンに適用されている仮想マシン ストレージ ポリシーを確認します。

仮想マシン [FTT-1-Raid5] を選択します。

[監視] - [ポリシー] - [ハードディスク1] - [物理ディスクの配置] の順に選択します。

[コンプライアンス ステータス] 列に 「コンプライアンスに非準拠」 と表示されていることがわかります。

 

 

仮想マシン ストレージ ポリシーのトラブルシューティング

 

[監視] - [ポリシー] - [ハードディスク1] - [コンプライアンス エラー] の順に選択します。

この仮想マシンに適用した仮想マシン ストレージ ポリシーは RAID 5 構成用のポリシーであるため、4 台の ESXi ホストが必要ですが、フォールト ドメインも 4 つ必要です (各 ESXi 自体がフォールド ドメインになります)。Virtual SAN 拡張 クラスタを作成したとき、フォールト ドメインの数を 2 つに減らしたため、この仮想マシン ストレージ ポリシーは現在無効になっています。

 

 

仮想マシン ストレージ ポリシーのトラブルシューティング

 

[管理] - [ポリシー] - [仮想マシンストレージの編集] の順に選択します。

 

 

仮想マシン ストレージ ポリシーのトラブルシューティング

 

[仮想マシンストレージポリシー ] で [Virtual SAN Default Storage Policy] を選択します。

[すべてに適用] をクリックします。

[OK] をクリックします。

 

 

仮想マシン ストレージ ポリシーのトラブルシューティング

 

[コンプライアンス ステータス] 列にはまだ 「コンプライアンスに非準拠」 と表示されています。

さらに調査してみましょう。

 

 

仮想マシン ストレージ ポリシーのトラブルシューティング

 

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[監視] - [Virtual SAN] - [コンポーネントの再同期] の順に選択します。

コンポーネントの再同期の状況が表示されます。再同期が完了するまで待ちます。

再同期が進むにつれて、所要時間と [最動機される残りのバイト数] の値が減少します。

 

 

仮想マシン ストレージ ポリシーのトラブルシューティング

 

再同期が完了したら、[監視] - [ポリシー] 画面に戻ります。

仮想マシン [FTT-1-Raid5] を選択します。

[監視] - [ポリシー] - [VMホーム] - [物理ディスクの配置] の順に選択します。

今度は [コンプライアンス ステータス] 列に 「準拠」 と表示されています。(表示されていない場合は、コンプライアンス確認アイコンをクリックします)

また、新しい仮想マシン ストレージ ポリシー [Virtual SAN Default Storage Policy] を適用した結果、仮想マシン コンポーネントの配置が変更され、各フォールト ドメインにコンポーネントが 1 つずつ割り当てられて、Virtual SAN ウィットネスによりクォーラムが提供されていることも確認できます。

 

 

仮想マシン ストレージ ポリシーのトラブルシューティング

 

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[監視] を選択します。

[Virtual SAN] を選択します。

[健全性] を選択します。

Virtual SAN 健全性チェックの [データ] セクションに、すべてのテストに合格したことが表示されます。

 

レッスン 2: Virtual SAN と vSphere HA および DRS の統合



 

Virtual SAN 拡張 クラスタに関連する vSphere High Availability (HA) および vSphere Distributed Resource Scheduler (DRS) の設定

Virtual SAN 拡張 クラスタ内の仮想マシンの可用性を確保するには、vSphere High Availability (HA) を構成する必要があります。

この設定を行うと、ホストで障害が発生した場合に (アフィニティ ルールに基づいて) 同じサイト上で仮想マシンを再起動したり、サイト全体の障害が発生した場合にリモート サイト上で仮想マシンを再起動したりできるようになります。ただし、Virtual SAN 拡張 クラスタ内で高可用性を実現するには、そのための基本となる特定の設定項目を適切に構成する必要があります。

ここでは、VMware が推奨する設定を紹介し、Virtual SAN 拡張 クラスタで vSphere HA をそのように設定することが推奨される理由についても説明します。

このガイダンスに従うと、特定のコンポーネントまたはホストで障害が発生した場合に (読み取りの局所性を維持したまま) 同じサイト上で仮想マシンを再起動することが可能になります。また、サイト全体で障害が発生した場合は、仮想マシンのフェイルオーバーを実行して、残りのサイトで仮想マシンを再起動することが可能になります。

 

 

仮想マシン名の変更

 

Virtual SAN 拡張 クラスタの作成が完了したら、まず仮想マシンを Virtual SAN クラスタに展開します。これを行うため、最初に仮想マシン FTT=1-Raid5 の名前を変更します。

仮想マシン [FTT=1-Raid5] を右クリックし、[名前の変更] を選択します。

仮想マシン名を変更する目的は、単に説明をわかりやすくするためです。

仮想マシン名を 「VM-Primary」 に変更します。

 

 

仮想マシンのパワーオフ

 

先ほど準備した 1 台目の仮想マシンをパワーオフします。この仮想マシンは後で使用します。

  1. [VM-Primary] を右クリックします。
  2. [電源] - [パワーオフ] の順に選択します
  3. [はい] をクリックします (図には表示されていません)。

次に、2 台目の仮想マシン 「VM-Secondary」 を作成します。

 

 

セカンダリ サイトへの仮想マシンのクローン作成

 

今度は、仮想マシン Photon-Temp のクローンを作成します。

仮想マシン [Photon-Temp] を右クリックし、[クローン作成] - [仮想マシンにクローン作成] の順に選択します。

 

 

セカンダリ サイトへの仮想マシンのクローン作成

 

仮想マシン名を 「VM-Secondary」 に設定します。この仮想マシンは Secondary Site に配置されます。

仮想マシン名: VM-Secondary

[次へ] をクリックします。

 

 

セカンダリ サイトへの仮想マシンのクローン作成

 

仮想マシンを最初に配置するクラスタとして [RegionA01-COMP01] を選択します。

[次へ] をクリックします。

 

 

セカンダリ サイトへの仮想マシンのクローン作成

 

ここで、仮想マシンに仮想マシン ストレージ ポリシーを適用します。仮想マシンの配置先は vsanDatastore です。

[仮想マシンストレージポリシー] で、次の仮想マシン ストレージ ポリシーを選択します。

[仮想マシンストレージポリシー]: [Virtual SAN Default Storage Policy]

[次へ] をクリックします。

 

 

セカンダリ サイトへの仮想マシンのクローン作成

 

[クローンオプションの選択] ページで [次へ] をクリックします。

 

 

セカンダリ サイトへの仮想マシンのクローン作成

 

設定内容を確認して、[終了] をクリックします。

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタに関連する vSphere HA および DRS の設定

 

この時点で、環境内には 2 台の仮想マシンが展開されています。

 

 

vSphere DRS の設定

 

Virtual SAN 拡張 クラスタを使用するために必要な HA および DRS の設定のほとんどはすでに構成済みですが、ここでは、構成する必要のある設定項目について説明します。

DRS は完全自動モードまたは一部自動モードで設定することができます。

Virtual SAN クラスタの設定の詳細については、次のリンクを参照してください: http://www.vmware.com/files/pdf/products/vsan/VMware-Virtual-SAN-6.2-Stretched-Cluster-Guide.pdf

クラスタ [RegionA01-COMP01] を選択します。

[管理] を選択します。

[設定] を選択します。

[vSphere DRS] を選択します。

vSphere DRS がオンになっていて、「一部自動化」 モードで動作していることが示されます。

 

 

 

仮想マシン/ホスト グループ

 

次に、Virtual SAN 拡張 クラスタの DRS を見ていきます。

DRS に関して最初に注意すべき点は、仮想マシン/ホストのアフィニティ ルールの相互関係です。

仮想マシン/ホストのアフィニティ ルールが機能するためには、DRS を有効にする必要があります。DRS が有効になっていない場合、「should」 ルールは無視されます。仮想マシン/ホストの 「should」 アフィニティ ルールを使用する場合は、DRS を有効にする必要があります。

クラスタ [RegionA01-COMP01] を選択します。

[管理] を選択します。

[設定] を選択します。

[仮想マシン/ホスト グループ] を選択します。

[追加] をクリックします。

 

 

仮想マシン/ホスト グループ

 

仮想マシン/ホスト グループの名前を 「Primary」 に設定します。

[タイプ] ドロップダウン リストから [ホスト グループ] を選択します。

2 台の ESXi ホスト 「esx-01a.corp.local」 と 「esx-02a.corp.local」 を仮想マシン/ホスト グループに追加します。

[OK] をクリックします。

 

 

 

仮想マシン/ホスト グループ

 

[Primary] を選択します。

「Primary」 ホスト グループに、ESXi ホスト 「esx-01a.corp.local」 と 「esx-02a.corp.local」 が含まれていることを確認します。

[追加] をクリックして新しい仮想マシン/ホスト グループを作成します。

 

 

仮想マシン/ホスト グループ

 

仮想マシン/ホスト グループの名前を 「Secondary」 に設定します。

[タイプ] ドロップダウン リストから [ホスト グループ] を選択します。

2 台の ESXi ホスト 「esx-03a.corp.local」 と 「esx-04a.corp.local」 を仮想マシン/ホスト グループに追加します。

[OK] をクリックします。

 

 

仮想マシン/ホスト グループ

 

[Secondary] を選択します。

「Secondary」 ホスト グループに、ESXi ホスト 「esx-03a.corp.local」 と 「esx-04a.corp.local」 が含まれていることを確認します。

[追加] をクリックして新しい仮想マシン/ホスト グループを作成します。

 

 

仮想マシン/ホスト グループ

 

仮想マシン/ホスト グループの名前を 「Primary-VM」 に設定します。

[タイプ] ドロップダウン リストから [仮想マシン グループ] を選択します。

仮想マシン グループに仮想マシン 「VM-Primary」 を追加します。

[OK] をクリックします。

 

 

仮想マシン/ホスト グループ

 

[Primary-VM] を選択します。

仮想マシン グループ 「Primary-VM」 に仮想マシン 「VM-Primary」 が含まれていることを確認します。

[追加] をクリックして新しい仮想マシン/ホスト グループを作成します。

 

 

仮想マシン/ホスト グループ

 

仮想マシン/ホスト グループの名前を 「Secondary-VM」 に設定します。

[タイプ] ドロップダウン リストから [仮想マシン グループ] を選択します。

仮想マシン グループに仮想マシン 「VM-Secondary」 を追加します。

[OK] をクリックします。

 

 

仮想マシン/ホスト グループ

 

[Secondary-VM] を選択します。

仮想マシン グループ 「Secondary-VM」 に、仮想マシン 「VM-Secondary」 が含まれていることを確認します。

 

 

 

仮想マシン/ホスト ルール

 

クラスタ [RegionA01-COMP01] を選択します。

[管理] を選択します。

[設定] を選択します。

[仮想マシン/ホスト ルール] を選択します。

[追加] をクリックして仮想マシン/ホスト ルールを追加します。

 

 

仮想マシン/ホスト ルール

 

仮想マシン/ホスト ルールの名前を 「PrimaryVMHosts」 に設定します。

[タイプ] ドロップダウン リストから [仮想マシンからホストへ] を選択します。

[仮想マシン グループ] の下にあるドロップダウン リストから、[Primary-VM] と [グループ内のホスト上で実行してください] を選択します。

[ホスト グループ] ドロップダウン リストから [Primary] を選択します。

[OK] をクリックします。

 

 

仮想マシン/ホスト ルール

 

1 つ目の仮想マシン/ホスト ルールが作成されました。

これは、仮想マシン グループに属している仮想マシンは、ホスト グループに属しているホスト上で動作するべきであるというルールです。

[追加] をクリックして仮想マシン/ホスト ルールを追加します。

 

 

仮想マシン/ホスト ルール

 

仮想マシン/ホスト ルールの名前を 「SecondaryVMHosts」 に設定します。

[タイプ] ドロップダウン リストから [仮想マシンからホストへ] を選択します。

[仮想マシン グループ] の下にあるドロップダウン リストから、[Secondary-VM] と [グループ内のホスト上で実行してください] を選択します。

[ホスト グループ] ドロップダウン リストから [Secondary] を選択します。

[OK] をクリックします。

 

 

仮想マシン/ホスト ルール

 

2 つ目の仮想マシン/ホスト ルールが作成されました。

これは、仮想マシン グループに属している仮想マシンは、ホスト グループに属しているホスト上で動作するべきであるというルールです。

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタでの vSphere HA の有効化

 

Virtual SAN 拡張 クラスタ内の仮想マシンの可用性を確保するには、vSphere HA を構成する必要があります。この設定を行うと、ホストで障害が発生した場合に (アフィニティ ルールに基づいて) 同じサイト上で仮想マシンを再起動したり、サイト全体の障害が発生した場合にリモート サイト上で仮想マシンを再起動したりできるようになります。ただし、Virtual SAN 拡張 クラスタ内で高可用性を実現するには、そのための基本となる特定の設定項目を適切に構成する必要があります。

クラスタ [RegionA01-COMP01] を選択します。

[管理] を選択します。

[設定] を選択します。

[vSphere HA] を選択します。

「vSphere HAがオフになっています」 という表示の横にある [編集] ボタンをクリックします。

 

この実習ラボ環境では一部の vSphere HA 設定があらかじめ構成されていますが、参考のために次のセクションでそれらの設定を見ていきます。

 

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタでの vSphere HA の有効化

 

[vSphere HA をオンにする] を選択します。

[障害状態と仮想マシンの対応] を展開します。(注意:日本語環境では正しく表示できないため、ブラウザの言語設定を英語にして確認ください)

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタでの vSphere HA の有効化

 

[VM restart priority] ドロップダウン リストから [High] を選択します。

[Response for Host Isolation] ドロップダウン リストで [Power off and restart VMs] が選択されていることを確認します。

下にスクロールして [Admission Control] を展開します。

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタでの vSphere HA の有効化

 

いずれかのサイトで障害が発生した場合は、すべての仮想マシンを 1 つのサイトで実行しなければならなくなります。1 つのサイトは事実上クラスタ全体の半分に相当します。このためのリソースを確保するには、HA を構成して、リソースの 50 % を予約(つまりサイト 1 つを予約) する必要があります。

[Admission Control] セクションで次の設定を確認します。

[Define failover capacity by reserving a percentage of the cluster resources]:

[Reserved failover CPU capacity]: 50 %
[Reserved failover Memory capacity]: 50 %

[Datastore for Heartbeating] を展開します。

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタでの vSphere HA の有効化

 

[Use datastores only from the specified list] を選択します。

[Advanced Options] を展開します。

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタでの vSphere HA の有効化

 

次に、各設定項目について説明します。

[das.ignoreInsufficientHbDatastore]: das.heartbeatDsPerHost で指定されているホストに対して必要な数のデータストアを選択できなかった場合は、HA からホストの構成の問題が報告されます。このオプションを true に設定すると警告が表示されなくなり、false に設定すると警告が有効になります。

[das.ignoreRedundantNetWarning]: HA 用の冗長ネットワークがホストで構成されていない場合は、HA からホストの構成の問題が報告されます。バージョン 5.5 より前の HA では管理ネットワークのみが使用されていましたが、バージョン 5.5 では、Virtual SAN が有効になっている場合、Virtual SAN 用に構成されたネットワークが HA でも使用されます。

das.isolationAddressX: vSphere HA が使用するネットワーク (*) でエージェントのネットワーク トラフィックが検出されなかった場合に、FDM エージェントが分離のチェックに使用する IP アドレスです。vSphere HA は、デフォルトで管理ネットワークのデフォルト ゲートウェイを分離アドレスとして使用し、この詳細オプションで指定されたアドレスを追加アドレスとしてチェックします。vSphere HA で使用する管理ネットワークごとに分離アドレスを追加することをおすすめします。(*) 5.5 より前の vSphere HA では管理ネットワークのみが使用されていましたが、5.5 では、クラスタで Virtual SAN も有効になったため、vSphere HA はエージェント間の通信に Virtual SAN ネットワークを使用します。

das.respectVmVmAntiAffinityRules: 障害の発生後に仮想マシンを再起動するとき、仮想マシン間の非アフィニティ ルールに準拠します。有効な値は 「false」 (デフォルト) と 「true」 です。

das.useDefaultIsolationAddress: ホストがネットワークから分離されているかどうかを判別するときに、デフォルトの分離アドレス (管理ネットワークのゲートウェイ) を使用するかどうかを指定します。デフォルトでは、管理ネットワークのデフォルト ゲートウェイが使用されます。デフォルト ゲートウェイが ping できないアドレスの場合は、「das.isolationaddressX」 を ping できるアドレスに設定し、このオプションを 「false」 に設定してデフォルト ゲートウェイの使用を無効にします。

[OK] をクリックして vSphere HA を有効にします。

 

 

Virtual SAN 拡張 クラスタでの vSphere HA の有効化

 

vSphere HA が有効 ([Turned ON]) になります。

(注意:設定の問題でブラウザの言語設定を英語にしていた場合、ここで日本語に戻して頂いて構いません)

ESXi ホストで vSphere HA が有効になっていない場合は、ホストを右クリックして [vSphere HA用に再構成] を選択してください。

 

 

vSphere HA ホスト ステータスの確認

 

状況によっては、このラボ環境の一部の ESX ホストで、vSphere HA エージェントのインストールに関する問題が発生することがあります。

この問題に対処するには、次の手順に従って vShpere HA エージェントのインストールに関する問題を修正します。

  1. [クラスタ - [RegionA01-COMP01] の順に移動します。
  2. [サマリ] タブをクリックします。
  3. 問題が発生しているホストの名前が表示されます。

表示されたそれぞれのホストについて、この問題を修正します。

 

 

vSphere HA ホスト ステータスの確認

 

  1. ホスト esx-02a.corp.local をクリックします (この例では esx-02a.corp.local ですが、ラボ環境によっては esx-01a.corp.local、esx-03a.corp.local、esx-04a.corp.local となる場合もあります)。
  2. [サマリ] タブをクリックし、「このホストのvSphere HAエージェントにエラーがあります」 という問題が表示されていることを確認します。

 

 

vSphere HA ホスト ステータスの確認

 

  1. ホストを右クリックします。
  2. [vSphere HA用に再構成] をクリックします。

 

 

vSphere HA ホスト ステータスの確認

 

vSphere Web Client を更新して、各ホストの [サマリ] タブで vSphere HA のエラーが解消していることを確認します。

 

 

仮想マシンをホストのアフィニティ ルールに準拠させるための vSphere HA の構成

 

この設定では、サイト全体で障害が発生した場合の vSphere HA の動作を定義します。

この設定は次のように解釈できます。

いずれかのサイトに複数のホストがあり、1 つのホストで障害が発生した場合、vSphere HA はそのサイトの残りのホストで仮想マシンの再起動を試み、読み取りアフィニティを維持します。

サイト全体で障害が発生した場合、vSphere HA はもう一方のサイトのホストで仮想マシンの再起動を試みます。表示されている画面の 「順守しなければならない」 オプションが選択されている場合は、他のサイトのホストで仮想マシンを再起動することはルール違反のため不可となります。「順守する必要がある」 ルールを使用した場合は可能です。

 

 

仮想マシンのパワーオン

 

VM-Primary と VM-Secondary という 2 つの仮想マシンをパワーオンします。

VM-Primary は esx-01a.corp.local または esx-02a.corp.local のいずれかで実行され、VM-Secondary は esx-03a.corp.local または esx-04a.corp.local のいずれかで実行されています。

これは、前に作成した、仮想マシンとホスト間のルールによって決まっています。

重要: VM-Primary が実行されている ESXi ホストをメモしておいてください。後の手順で必要になります。

 

 

VM-Primary のコンポーネント割り当ての確認

 

[VM-Primary] を選択します。

[監視] を選択します。

[ポリシー] を選択します。

[ハードディスク1] を選択します。

[物理ディスクの配置] を選択します。

この画面は、仮想マシンが正しく導入されていることを示しています。フォルト ドメイン (サイト) ごとに 1 つのコンポーネントがあり、監視ホスト (esx-07a.corp.local) には監視コンポーネントがあります。

ここからわかるのは、データの 1 つのコピーが推奨フォルト ドメインのストレージに、もう 1 つのコピーがセカンダリ フォルト ドメインのストレージに置かれ、監視コンポーネントが監視サイト上の監視ホストとストレージに置かれているということです。

 

 

 

Virtual SAN 健全性チェック

 

障害シナリオをテストする前に、健全性チェックのすべての項目が合格となっていることを確認してください。

ハードウェアの互換性に関する警告がある場合は無視してください。今回の実行環境は仮想環境であり、このクラスタでは Virtual SAN パフォーマンスサービス を有効にしていないため、これは問題にはなりません。

 

 

障害シナリオ: 単一ホストの再起動

 

ここでは、単一の ESXi ホストで障害が発生したシナリオを想定し、仮想マシン コンポーネントの 1 つが置かれている単一のホストを再起動します。

VM-Primary 仮想マシンを実行している ESXi ホストを選択して再起動します (ESX ホストは環境によって異なることがあります)。

[esx-01a.corp.local] を選択し、右クリックして [電源] - [再起動] の順に選択します。

 

 

障害シナリオ: 単一ホストの再起動

 

[OK] を選択して ESXi ホストを再起動します。

 

 

コンポーネントの [Absent] ステータス

 

ESXi ホストが再起動し、VM-Primary 仮想マシンに再びアクセスできるようになるまでしばらく待ちます (再起動中、ホストは応答しません)。

仮想マシン [VM-Primary] を選択します。

[監視] を選択します。

[ポリシー] を選択します。

[ハードディスク1] を選択します。

[物理ディスクの配置] を選択します。

しばらくして ESXi ホストが再起動し、VM-Primary が vSphere HA イベントの一環としてフェイルオーバーすると、そのホスト上の Virtual SAN オブジェクトが [不完全] になります。

この状態になるまでには時間がかかることがあります。場合によっては、vSphere Web Client の更新が必要になります。

 

 

仮想マシンの場所

 

この画面では、vSphere HA イベントが発生し、VM-Primary 仮想マシンが同じ Virtual SAN フォルト ドメインのもう 1 つのホスト (esx-02a.corp.local) 上で起動したことがわかります。

 

 

別ホストでの VM-Primary の再起動

 

VM-Primary 仮想マシンの [サマリ] 画面に戻りましょう。

この仮想マシンが、esx-02a.corp.local というもう 1 つの ESXi ホスト上で起動したことがわかります。

 

 

ESXi ホストの起動

 

ESXi ホストが完全に起動するまで待ってから、vCenter Server に再接続します。

 

 

Virtual SAN 健全性チェック

 

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[監視] を選択します。

[Virtual SAN] を選択します。

[健全性] を選択します。

健全性チェックをもう一度実行し、各テスト項目が合格となることを確認します。

 

 

障害シナリオ: サイト全体の停止

 

このシナリオでは、サイト全体が動作を停止した場合を想定します。サイト全体とは、推奨フォルト ドメイン (esx-01a.corp.local と esx-02a.corp.local) を指します。

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[関連オブジェクト] を選択します。

[ホスト] を選択します。

[esx-01a.corp.local] と [esx-02a.corp.local] を選択します ([esx-01a.corp.local] をクリックし、<Ctrl> キーを押しながら [esx-02a.corp.local] をクリックします)。

項目を選択した状態で右クリックし、[電源] - [再起動] を選択します。

 

 

 

障害シナリオ: サイト全体の停止

 

[はい] をクリックして、2 台の ESXi ホスト上でこの操作を実行します。

 

 

障害シナリオ: サイト全体の停止

 

[すべてのホスト] を選択し、[OK] をクリックします。

 

 

コンポーネントの [Absent] ステータス

 

ESXi ホストが再起動し、VM-Primary 仮想マシンに再びアクセスできるようになるまでしばらく待ちます (再起動中、ホストは応答しません)。

仮想マシン [VM-Primary] を選択します。

[監視] を選択します。

[ポリシー] を選択します。

[ハードディスク1] を選択します。

[物理ディスクの配置] を選択します。

しばらくして ESXi ホストが再起動し、VM-Primary が vSphere HA イベントの一環としてフェイルオーバーすると、そのホスト上の Virtual SAN オブジェクトが [不完全] になります。

この状態になるまでには時間がかかることがあります。場合によっては、vSphere Web Client の更新が必要になります。

 

 

仮想マシンの場所

 

この画面では、vSphere HA イベントが発生し、VM-Primary 仮想マシンがセカンダリ Virtual SAN フォルト ドメインのホスト (esx-04a.corp.local) 上で起動したことがわかります。

 

 

 

ESXi ホストの起動

 

ESXi ホストが完全に起動するまで待ってから、vCenter Server に再接続します。

 

 

DRS: 一部自動化

 

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[監視] - [vSphere DRS] - [推奨] を選択します。

DRS が一部自動化のモードに設定されているため、仮想マシンの初期配置は DRS によって行われます。

ただし、移行に関する推奨事項がさらに表示されることがあります。この場合は、仮想マシンを移行するかどうかを管理者が決める必要があります。

管理者は推奨事項を確認し、仮想マシンを移行しないように指定することもできます。

DRS の推奨事項が表示されない場合は、[今すぐDRSを実行] をクリックします。

[推奨の適用] をクリックします。

 

 

別ホストへの VM-Primary の移行

 

仮想マシン [VM-Primary] を選択します。

[サマリ] を選択します。

移行タスクが完了すると、仮想マシン VM-Primary が ESXi ホスト esxi-02a.corp.local 上で実行されるようになります。

 

 

vSphere のタスク

 

[最近のタスク] を選択します。

ここには、仮想マシンの移行タスクの結果が表示されます。この移行タスクでは、仮想マシン VM-Primary が esx-04a.corp.local から esx-02a.corp.local に戻されました。

 

 

Virtual SAN 健全性チェック

 

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[監視] を選択します。

[Virtual SAN] を選択します。

[健全性] を選択します。

健全性チェックをもう一度実行し、各テスト項目が合格となることを確認します。

 

まとめ



 

モジュール 3 の終了

モジュール 3 はこれで終了です。

次のモジュールのうち、最も関心の高いものに進んでください。[実習ラボ マニュアルに合わせて、カスタムの情報やオプションの情報を追加してください。]

 

 

実習ラボの終了方法

 

実習ラボを終了するには、[終了] ボタンをクリックします。

 

モジュール 4: 監視とトラブルシューティング (30 分) (初心者向け)

はじめに


このモジュールでは、Virtual SAN 環境の監視とトラブルシューティングに使用できるさまざまなツールの概要と、それらを使用して Virtual SAN の問題を調査し、すばやく解決する方法について学習します。Virtual SAN では、既存の vSphere ツールに加えて、Virtual SAN 専用の組み込みのツールを活用できます。この章では次のツールについて説明します。

健全性チェック: Virtual SAN クラスタで一連のテストを実行し、異常があった場合に報告する組み込みの機能です。

ESXCLI: ESXi ホストのコマンド ライン インターフェイス (CLI) です。

Ruby vSphere console (RVC): vCenter Server のインスタンスを管理するための汎用ツールです。Virtual SAN にも対応するように拡張されています。

Performance Service: Virtual SAN 6.2 で使用できる新機能です。Virtual SAN のあらゆる側面に関する詳細なパフォーマンス メトリックを提供します。

Virtual SAN Observer: RVC を活用する Web ベースのパフォーマンス ユーティリティです。

ESXTOP: ESXi ホストのパフォーマンス監視ツールです。

 


実習ラボの準備


環境の準備には、PowerCLI アプリケーションである Module Switcher を使用します。


 

Module Switcher

 

 

 

Virtual SAN A to Z 実習ラボ モジュール

 

  1. [1 HOL-1708-SDC-1 - VSAN A to Z] ショートカットをダブルクリックします。

 

 

モジュール 4 の開始

 

  1. モジュール 4 の [Start] ボタンをクリックします。

 

 

実行状況の確認

 

処理が完了するまで実行状況を確認します。

 

 

実習ラボの準備完了

 

これで、モジュール 4 を開始する準備ができました。

  1. ウィンドウの [Close] をクリックして、Module Switcher を安全に終了します。

 

レッスン 1: Virtual SAN の健全性チェック



 

Virtual SAN の健全性チェック

Virtual SAN 6.2 の健全性チェックには、デフォルトで合計 7 つのテスト カテゴリがあります。これらのカテゴリは次のとおりです。

Virtual SAN がストレッチ クラスタとして導入されている場合は、その構成に関する追加の健全性チェックの項目があります。以降では、これらの健全性チェックについて詳しく見ていきます。

 

 

 

Virtual SAN の健全性

 

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[監視] - [Virtual SAN] - [健全性] を選択します。

ここには、Virtual SAN 6.2 の健全性チェックをまとめて確認できるリストが表示されます。

各テストを展開すると、個々のテスト項目が表示されます。

 

 

Virtual SAN 健全性チェック: [Ask VMware]

 

健全性チェックの便利な一面として、すべてのテストには [Ask VMware] リンクが用意されています。このリンクをクリックすると、テストの目的、テストが不合格となる原因、状況を改善するための対策などを詳しく説明した VMware ナレッジベースの記事が開かれます。いずれかのテストが不合格となった場合は、[VMwareに問い合わせる] ボタンをクリックしてナレッジベースの記事をお読みください。多くの場合はその記事に解決方法が記載されています。解決方法が見つからない場合は、VMware のサポートにお問い合わせください。

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[監視] - [Virtual SAN] - [健全性] を選択します。

[データ] を展開します。

[Virtual SAN オブジェクトの健全性] を選択します。

[VMwareに問い合わせる] ボタンの位置を確認します。

[VMwareに問い合わせる] をクリックすると、VMware ナレッジベースの記事が表示されます。ここには、Virtual SAN 健全性チェックの概要と、問題のトラブルシューティングを行ってエラーを解消する方法が記載されています。

このラボ環境ではインターネットに接続できないため、VMware のナレッジベース システムにアクセスすることはできません。参考までに、ナレッジベースの記事の例を次のステップに掲載しています。

 

 

Virtual SAN ナレッジベースの記事の例

 

ここでは、Virtual SAN 健全性チェックの [VMwareに問い合わせる] から参照できるナレッジベースの記事の例を示します。

 

 

Virtual SAN HCL の健全性

 

Virtual SAN HCL の健全性 (HCL はハードウェア互換性リストの略) では、ストレージ コントローラのハードウェアとドライバのバージョンが HCL に登録されていて、このバージョンの Virtual SAN でサポートされているかどうかの確認が行われます。コントローラまたはドライバが HCL に登録されていないか、このバージョンの Virtual SAN (つまり Virtual SAN を実行している ESXi のバージョン) でサポートされていない場合、健全性チェックによって警告が表示されます。

もう 1 つのチェックとして、Virtual SAN HCL データベースが最新かどうかも確認されます。つまり、現在実行中のチェックが、有効な最新バージョンの HCL データベースに基づいているかどうかが検証されます。

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[監視] - [Virtual SAN] - [健全性] を選択します。

[ハードウェア互換性] を展開します。

コントローラ ドライバと SCSI コントローラのテストは、このラボ環境では不合格として表示されます。この実習ラボは、物理ハードウェアではなくネストされたラボ環境で実行されているためです。

 

 

HCL データベースの更新

 

HCL は定期的かつ頻繁に更新されるため、管理者はこれらのチェックの対象となるデータベースのローカル バージョンを更新する必要があります。vCenter Server から VMware.com にアクセスできる場合は、オンラインでの更新が可能です。vCenter Server がオンラインでない場合は、HCL データベース ファイルをダウンロードして更新できます。HCL データベースのバージョンをオンラインで更新するには、健全性チェックのテストに表示される [ファイルから更新] または [最新バージョンをオンラインで取得] をクリックします。

別の方法として、vCenter Server インベントリの Virtual SAN クラスタ オブジェクトに移動し、[管理]、[健全性とパフォーマンス] の順に選択して、[HCL データベース] セクションの [最新バージョンをオンラインで取得] ボタンをクリックする方法もあります。更新すると、[最終更新日] 欄が [今日] に変更されます。

 

 

 

クラスタの健全性

 

クラスタの健全性には多くのテストが関連付けられています。まず、健全性チェック サービスがクラスタ内のすべてのホストにインストールされているかどうかが確認されます。次に、すべてのホストが最新のバージョンで実行されているかどうかが確認されます。最後に、健全性チェック サービスが正常に動作しているかどうかが確認されます。

また、Virtual SAN に関連する多数の詳細パラメータが、Virtual SAN クラスタ内のすべてのホストで一貫して設定されているかどうかを確認する健全性チェックもあります。パラメータが一貫していれば、特定の詳細設定で、ホスト間の値が違うために問題が発生するのを防ぐことができます。このテストは、値が適切かどうかやデフォルト値が使用されているかどうかを検証するものではなく、単に Virtual SAN クラスタ内のすべての ESXi ホストで同じ値が使用されているかどうかを確認するだけです。

もう 1 つ、CLOMD の活性テストについても説明しておきます。CLOM (Cluster Level Object Manager) は、クラスタ内の各 ESXi ホストで clomd と呼ばれるデーモンを実行します。CLOM は、オブジェクトの作成、修復、移行を行い、Virtual SAN でのさまざまなワークフローの処理や障害対応で重要な役割を果たします。どのホストであっても、clomd が何らかの原因で応答しない場合、このテストは不合格となります。

Virtual SAN 6.2 では、クラスタに関する多くのチェック項目が追加され、容量効率が処理されるようになりました。新しいチェック項目のうち、容量効率に関するものは、Virtual SAN 6.2 の新機能であるデデュープ (重複排除) 機能と圧縮機能です。これらのチェックでは、基本的に、クラスタ内のすべてのホストとディスク グループが容量効率の面で適切に設定されているかどうかが確認され、クラスタで何らかのエラーが見つかった場合はそれが示されます。

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[監視] - [Virtual SAN] - [健全性] を選択します。

[クラスタ] を展開します。

 

 

 

ネットワークの健全性

 

健全性チェックのネットワーク セクションには、ほとんどのテストが含まれます。ここでは、ネットワーク設定のあらゆる側面についてのテストが行われます。たとえば、Virtual SAN クラスタ内の各ホストで Virtual SAN トラフィックに対する VMkernel インターフェイスが構成されているかどうか、Virtual SAN ネットワーク インターフェイス上のすべてのホスト間で正常に ping を行うことができるかどうか、すべてのインターフェイスで適切なマルチキャスト構成が行われているかどうかが確認されます。

また、Virtual SAN クラスタ内のすべての ESXi ホストが vCenter Server に接続しているかどうか、接続の問題が発生しているホストがないかどうか、クラスタ内のすべてのホストが Virtual SAN クラスタに参加しているかどうかといったネットワーク チェックも行われます。ネットワーク パーティションがある場合は、健全性チェックのこのセクションを最初に確認してください。

この健全性チェックでは、どのホストがどのパーティションにあるか、あるいは完全なネットワーク パーティションが存在し個々のホストが他と分離した状態にあるかがわかります (後者は通常、ネットワークにマルチキャストの問題があることを示します)。

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[監視] - [Virtual SAN] - [健全性] を選択します。

[ネットワーク] を展開します。

 

 

データの健全性

 

データの健全性には、Virtual SAN オブジェクトの健全性を確認する 1 つのテストだけが含まれます。このテストでは、Virtual SAN データストアに導入されたすべてのオブジェクトが健全かどうかが確認され、健全でないオブジェクトが特定されます。オブジェクトが健全でなくなる理由はさまざまです。コンポーネントが再構築中または再構築待ちとなっているためにオブジェクトの可用性が下がっている場合もあれば、クラスタで複数の障害が発生するなどしてオブジェクトがまったくアクセスできない状態になっている場合もあります。このテストでは、表示されるオブジェクトの状態からオブジェクトの健全性を大まかに把握できます。Virtual SAN が 60 分の CLOMD タイマーに従って不足コンポーネントの再構築開始を待機している場合、管理者は、このタイマーを無効にしてすぐに再構築を開始できます (ホストで障害が発生し、すぐには復帰できない場合などに役立ちます)。管理者は、コンポーネントの再構築がすでに始まっているかどうかを確認することもできます。

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[監視] - [Virtual SAN] - [健全性] を選択します。

[データ] を展開します。 

 

 

各種上限値の健全性

 

各種上限値の健全性には、Virtual SAN クラスタのさまざまな上限値をチェックするテストが含まれます。[現在のクラスタの状態] テストでは、コンポーネントの上限値 (現在はホストあたり 9,000) に達していないかどうかが確認されます。また、ディスク容量の使用率や読み取りキャッシュの予約もチェックされ、しきい値を超えているものがあった場合は警告が生成されます。追加の上限値チェックでは、ホストの障害によるクラスタの上限値への影響が確認されます。ホストの障害を考慮に入れたうえで上限値を超えているものがあった場合は、別の警告が表示されます。これは vSphere HA のアドミッション コントロールに似ており、障害の発生時に自己修復できるだけの十分なリソースが Virtual SAN にあるかどうかを監視するために役立ちます。

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[監視] - [Virtual SAN] - [健全性] を選択します。

[制限] を展開します。 

 

 

物理ディスクの健全性

 

物理ディスクの健全性には、Virtual SAN ストレージのさまざまな側面を確認する多数のチェック項目が含まれます。ディスク全体の健全性チェックでは、物理ディスク ドライブに関して、攻撃を受けやすい部分がないかどうかや、コントローラ、ドライバ、I/O スタックの問題がないかどうかなど、複数の項目が調べられます。この健全性チェックによってメタデータの健全性、輻輳、ソフトウェアの状態、ディスク容量の問題などのエラーが見つかった場合も、このテストは不合格となります。不合格の場合、管理者は他に不合格となったテストを確認して、原因を突き止める必要があります。

コンポーネントの上限値の健全性に関するテストでは、ディスクあたりのコンポーネント数が上限値を超えていないかどうかが確認されます。これは 50,000 前後ときわめて大きい数値になりますが、このテストでは、コンポーネント数から見て飽和状態となっているディスクがあった場合に通知されます。輻輳も管理者にとって重要なテストです。このテストにより、Virtual SAN のパフォーマンスが低下していることが示される場合があります。輻輳の原因はさまざまで、通常はさらに調査が必要です。例として、ワークロードに対して Virtual SAN クラスタのサイズが小さい場合や、ストレージ コントローラのハードウェア、ドライバ、ファームウェアに問題がある場合、ソフトウェアに問題がある場合などが考えられます。

ディスク容量のテストでは、物理ディスクの使用率が問題になりつつある場合に警告が報告されます。物理ディスクの使用率が 80 % 未満の場合は OK (緑)、80 % から 95 % の間の場合は警告 (黄)、95 % を超える場合はアラート (赤) となります。自動再分配が行われるしきい値は 80 % です。

物理ディスクの健全性には、メモリ プールに関するテストも含まれます。これらのテストでは、まれな状況として、Virtual SAN で使用されるヒープとスラブが少なくなっていないかどうかが確認されます。健全性チェックのテストで警告が表示された場合は、VMware のサポートに連絡して理由を特定することをおすすめします。メモリ プールが不足すると、パフォーマンスに問題が生じたり、場合によっては運用中にエラーが発生したりすることがあります。

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[監視] - [Virtual SAN] - [健全性] を選択します。

[物理ディスク] を展開します。 

 

レッスン 2: パフォーマンス チャート


Virtual SAN 6.2 Performance Service のリリースに伴って、vSphere Web Client から Virtual SAN の基本的なパフォーマンス レポートを取得できるようになりました。VMware は、この機能を vSphere Web Client のユーザー インターフェイスに完全に組み込んで、Virtual SAN のパフォーマンスに関する過去のデータをいつでも簡単に取得できるようにすることを目指しています。

統計情報データベース (統計情報 DB) の格納には Virtual SAN のネームスペース オブジェクトが使われます。これは通常のオブジェクト (統計情報オブジェクト) であり、ポリシーが関連付けられます。ポリシーは、管理者が Performance Service を有効にするときに選択します。どのポリシーも選択しなかった場合は、デフォルトの Virtual SAN データストア ポリシーが使用されます。デフォルトのポリシーでは、NumberOfFailuresToTolerate が 1 に設定されます。この場合、Virtual SAN クラスタで障害が発生しても Performance Service は影響を受けずに動作し続けます。つまり、Performance Service に単一障害点はありません。

Virtual SAN クラスタ内の各 ESXi ホストでは、パフォーマンス メトリックを収集するためのデーモンが Performance Service によって実行されます。これらのメトリックは平均で 5 分間隔で計算されます。統計情報の収集は休みなく行われ、収集された統計情報は統計情報オブジェクト内の統計情報 DB に格納されます。つまり、設定、収集、保存、クエリといった統計情報インフラストラクチャのどの側面においても、vCenter Server は必要とされません。


 

Performance Service の有効化

 

新しい Virtual SAN クラスタを作成した時点では、Performance Service は無効になっています。Virtual SAN クラスタ、ホスト、ディスク、仮想マシンのパフォーマンスを監視するには、Virtual SAN Performance Service を有効にします。Performance Service を有効にすると、データストア内に統計データ収集用の統計情報データベース オブジェクトが作成されます。統計情報データベースは、クラスタの Virtual SAN データストアに置かれるネームスペース オブジェクトです。

Virtual SAN パフォーマンスサービス を有効にする前に、クラスタが適切に構成されていることと、健全性に関する未解決の問題がないことを確認してください。

[RegionA01-COMP01] を選択します。

[管理] - [設定] - [健全性とパフォーマンス] を選択します。

パフォーマンスサービス を有効にするには、[編集] をクリックします。

 

 

Performance Service の有効化

 

[Virtual SAN パフォーマンスサービスをオンにする] チェック ボックスをオンにします。

統計情報データベース オブジェクトのストレージ ポリシーを選択します。

Virtual SAN のデフォルト ポリシーを選択します。

デフォルトでは [Virtual SAN Default Storage Policy] が選択されています。このポリシーでは NumberOfFailuresToTolerate が 1 に設定され、パフォーマンスサービスの可用性が高くなります。

[OK] をクリックします。

 

 

Performance Service の有効化

 

[RegionA01-COMP01] - [管理] - [設定] - [健全性とパフォーマンス] を選択します。

パフォーマンスサービスが有効になると、下の図のようなステータスが示されます。

ここでは、[オフにする] をクリックして パフォーマンスサービスを無効にしたり、[ストレージポリシーの編集] をクリックしてパフォーマンスサービスが使用するストレージ ポリシーを編集したりすることもできます。

 

 

クラスタ: [Virtual SAN - 仮想マシン消費量]

 

[RegionA01-COMP01] - [監視] - [パフォーマンス] - [Virtual SAN - 仮想マシンの消費量] を選択します。

Virtual SAN パフォーマンスサービスを使用して Virtual SAN 環境のパフォーマンスを監視し、問題の可能性を調べることができます。

パフォーマンスサービスはパフォーマンスの統計情報を収集して分析し、問題の根本原因を特定できるように、データを視覚的に表示します。Virtual SAN クラスタと、クラスタ内の各ホスト、ディスク グループ、ディスクについてパフォーマンス チャートを表示できます。さらに、仮想マシンと仮想ディスクについてのパフォーマンス チャートも確認できます。

Virtual SANパフォーマンスサービスで表示されるパフォーマンス チャートは、ワークロードを監視し、問題の根本原因を特定するために役立ちます。

パフォーマンスサービスが有効な場合は、クラスタの [サマリ] に Virtual SAN のパフォーマンスに関する統計情報の概要が表示されます。これには、Virtual SAN のキャパシティ、スループット、IOPS、遅延のデータが含まれます。クラスタ レベルでは、仮想マシンのリソース消費と Virtual SAN バックエンドに関する詳しい統計チャートを確認できます。

 

 

クラスタ: [Virtual SAN - バックエンド]

 

[RegionA01-COMP01] - [監視] - [パフォーマンス] - [Virtual SAN - バックエンド] を選択します。

ホストのバックエンド処理に関するパフォーマンス チャートが表示されます。これには、IOPS、スループット、遅延、輻輳、未処理 I/O のデータが含まれます。Virtual SAN クラスタ内の各 ESXi ホストでは、パフォーマンス メトリックを収集するためのデーモンがパフォーマンスサービスによって実行されます。

これらのメトリックは平均で 5 分間隔で計算されます。

 

 

仮想マシン: [Virtual SAN - 仮想マシン消費量]

 

注意:Module Switcherで直接このモジュールを開始した場合は、仮想マシンが作成されておりません。画面操作はスキップし、画面例を見て次に進んでください。

 

 

仮想マシン: [Virtual SAN - 仮想ディスク]

 

注意:Module Switcherで直接このモジュールを開始した場合は、仮想マシンが作成されておりません。画面操作はスキップし、画面例を見て次に進んでください。

 

レッスン 3: ESXCLI


ESXi 5.5 U1 では、新しい ESXi CLI (ESXCLI) ネームスペースとして esxcli vsan が導入されました。これには、Virtual SAN クラスタの検証、監視、構成に使用できる追加のネームスペースが含まれています。


 

ESXi への接続

 

PuTTYを起動し、esx-01a.corp.local のESXi へ接続します。

 

 

ESXCLI VSAN

 

 

 

ESXCLI VSAN DATASTORE

 

esxcli vsan datastore ネームスペースは、Virtual SAN データストアの構成用のコマンドを提供します。実行できる操作は、基本的に Virtual SAN データストアの名前の取得と設定のみです。デフォルトでは、Virtual SAN データストアの名前は vsanDatastore となっています。vsanDatastore という名前を変更する場合は、vSphere Web Client を使用してクラスタ レベルで操作を行ってください。同じ vCenter Server から複数の Virtual SAN クラスタを管理している場合は、それぞれの Virtual SAN データストアに一意かつ特定しやすい名前を付けることをおすすめします。

次のコマンドを実行します。

esxcli vsan datastore name get

 

 

esxcli vsan network

 

このネームスペースは、Virtual SAN ネットワークの構成用のコマンドを提供します。実行できる操作には、現在の構成の列挙、現在の構成のクリア、Virtual SAN ネットワーク構成のリストア (これは ESXi の起動プロセスで使用されるもので、お客様による呼び出しを想定したものではありません)、Virtual SAN ネットワーク構成からのインターフェイスの削除などがあり、前の datastore ネームスペースよりも便利です。

次のコマンドを実行します。

esxcli vsan network list

ここで重要なのは、マルチキャスト情報を確認できるという点です。Virtual SAN クラスタに参加する ESXi ホスト間では、マルチキャスト トラフィックを許可することが要件となっています。また、Virtual SAN の最初のリリースでは IPv4 のみがサポートされていましたが、Virtual SAN 6.2 では IPv6 もサポートされるようになりました。ただし、特に注目に値するのはマルチキャストの詳細です。Agent Group Multicast Port は、Virtual SAN が有効になっている場合に ESXi のファイアウォールで開かれる cmmds ポートを表しています。この例の最初の IP アドレス 224.2.3.4 は、マスターとバックアップの通信用に使用されます。2 番目の IP アドレス 224.1.2.3 はエージェント用です。

esxcli vsan network list は、ネットワーク パーティションが発生した場合にネットワークの構成とステータスを確認するのに便利なコマンドです。

 

 

 

 

esxcli vsan storage

 

このネームスペースはストレージ構成に使用します。Virtual SAN のディスクの要求 (クレーム) 方法に関するオプションや、Virtual SAN に対して物理ディスクを追加または削除できるオプションがあります。コマンド esxcli vsan storage automode を使用すると、自動クレーム オプションを取得または設定できます。自動クレームが無効の場合、クラスタは手動モードになります。

Virtual SAN によって要求され、使用されているキャパシティ層とキャッシュ層のデバイスを特定の ESXi ホストから確認するには、list オプションを使用します。この例の構成 (オール フラッシュ構成) では、キャパシティ層とキャッシュ層のデバイスに SSD が使用されています。すべてのデバイスの Used by this host フィールドは true となっています。これは Virtual SAN によってデバイスが要求されていることを意味します。Is SSD フィールドはデバイスのタイプを示します (フラッシュ デバイスの場合に true となります)。

 

 

 

esxcli vsan cluster

 

esxcli vsan cluster コマンドを使用すると、そのコマンドが実行された ESXi ホストで、Virtual SAN クラスタの情報を取得したり、Virtual SAN クラスタに参加または参加解除したりできます。vCenter Server が利用できないときに特定のホストを Virtual SAN クラスタから削除する必要がある場合は、このコマンドが便利です。リストア機能は、お客様による呼び出しを想定したものではなく、ESXi が起動プロセス中に構成ファイルからアクティブなクラスタ構成をリストアするために使用します。

次のコマンドを実行します。

esxcli vsan cluster get

このコマンドの get オプションでは、ローカル ESXi ホスト (ノード) の健全性と、クラスタ内でのそのホストの役割に関する情報を取得できます。この例では、ESXi ホストは MASTER で、そのステータスは HEALTHY と表示されています。他の状態としては AGENT と BACKUP があります。これらの状態は、クラスタリング サービス (CMMDS) に対するホストの役割を表すものです。

この出力から得られるもう 1 つの有用な情報として、サブクラスタ メンバーの UUID があります。ここでは、このフィールドに合計 4 つのエントリが表示されています。これで 4 ノードのクラスタであることがわかります。パーティションの問題を調べるときには、各ホストでクラスタへの参加が認識されているノードがいくつあるかを確認できると便利です。どのホストがどの UUID に対応しているかを確認するには、esxcli system uuid get <uuid> コマンドを使用します。

次のコマンドを実行します。

esxcli system uuid get 

これで、現在ログインしているノードの UUID がわかります。

 

 

esxcli vsan faultdomain

 

Virtual SAN 6.0 ではフォルト ドメインが導入され、Virtual SAN でラックが認識されるようになりました。つまり、同じ仮想マシンを構成するオブジェクトのコンポーネントを、別々のホストだけでなく別々のラックにも配置できます。したがって、電源喪失などでラック全体が使えなくなった場合も、引き続き仮想マシンのコンポーネント一式を利用でき、仮想マシンへのアクセスは失われません。

次のコマンドを実行します。

esxcli vsan faultdomain get

フォルト ドメインは、Virtual SAN ストレッチ クラスタと 2 ノード構成にも使用されます。これについてはドキュメントの前の方で説明しています。そのような構成では、この esxcli vsan faultdomain ネームスペースを使用する必要はほとんどありません。すべてのフォルト ドメイン、拡張クラスタ、2 ノード (ROBO) の構成には、vSphere Web Client のユーザー インターフェイスを使用することをおすすめします。

 

 

 

esxcli vsan policy

 

Virtual SAN では、デフォルトのストレージ ポリシーが仮想マシンのストレージ オブジェクトに関連付けられます。このデフォルトのストレージ ポリシーを確認したり変更したりする方法の 1 つとして、esxcli vsan policy ネームスペースを使用できます。

次のコマンドを実行します。

esxcli vsan policy getdefault

ここでは、Virtual SAN データストアに導入された仮想マシンを構成する各種の仮想マシン ストレージ オブジェクトを確認できます。また、デフォルトのポリシーの値も確認できます。

クラス vdisk は仮想マシン ディスク オブジェクト (VMDK) を表します。ここにはスナップショットの差分も含まれます。クラス vmnamespace は仮想マシンのホーム ネームスペースです。ここには、仮想マシンに属する構成ファイル、メタデータ ファイル、ログ ファイルが格納されます。vmswap ポリシー クラスは仮想マシンのスワップです。vmswap には forceProvisioning の値もあります。この値が指定されている場合は、Virtual SAN クラスタに十分なリソースがないために両方の仮想マシン スワップ レプリカをプロビジョニングする要件 (許容する障害に関する要件) に対応できないときでも、単一の仮想マシン スワップ インスタンスを使って仮想マシンをプロビジョニングすることになります。

 

 

 

esxcli vsan trace

 

esxcli vsan trace は問題の調査と診断に使用できるユーティリティです。使用する場合は、VMware グローバル サポート サービス (GSS) の指示に従う必要があります。このユーティリティでは、詳細な分析のために Virtual SAN の内部診断データを取得することができます。

次のコマンドを実行します。

esxcli vsan trace set -h

 

 

vdq (1)

 

vdq は 2 つの目的に使用でき、ESXi ホストのトラブルシューティング ツールとしてたいへん役立ちます。このコマンドの最初のオプションでは、ESXi ホストのディスクが Virtual SAN で使用できるものかどうか、また使用できない場合はその理由を調べることができます。2 つめのオプションでは、Virtual SAN が有効な場合に、ディスク マッピングの情報を表示できます。この情報は基本的に、どの SSD またはフラッシュ デバイスと磁気ディスクがグループになっているかを示します。まず、すべてのディスクが Virtual SAN で使用できるものかどうかを確認するオプションを実行してみましょう。

次のコマンドを実行します。

vdq -q

この例では、多くのデバイスが Virtual SAN によって要求されていることがわかります。一方、すでにパーティションが存在するために使用できないディスクもあります。ここで使用できないディスクは ESXi ホストの起動ディスクです。このコマンドでは、ディスクが SSD であるかどうか (IsSSD)、オール フラッシュ Virtual SAN 構成のキャパシティ デバイスとしてフラッシュ デバイスが使用されているかどうか (IsCapacityFlash)、ディスクが永続的なディスク喪失の状態にあるか (IsPDL) も確認できます。

 

 

 

vdq (2)

 

2 つめのオプションでは、Virtual SAN のディスク マッピングを出力できます。ここから、どのフラッシュ デバイスと磁気ディスクがディスク グループに含まれているかを把握できます。

次のコマンドを実行します。

vdq -i -H

出力例を以下に示します (読みやすくするために -H オプションを指定しています)。

このコマンドでは、SSD とキャパシティ デバイス (オール フラッシュ構成の場合はフラッシュ デバイス、ハイブリッド構成の場合は磁気ディスク) の関係を取得できます。フラッシュ デバイスの場合でも、この出力には MD (磁気ディスク) と表示されることに注意してください。フラッシュ デバイス (SSD) かどうかを見分けるには、IsCapacityFlash フィールドを確認する必要があります。コマンド ラインで特定のホストについてディスク グループのレイアウトを確認するには、このコマンドが便利です。特に ESXi ホストに複数のディスク グループを定義している場合は、このコマンドを使用すると、どの SSD とどの磁気ディスクが組み合わせられているかをすばやく確認できます。

 

まとめ



 

モジュール 4 の終了

モジュール 4 はこれで終了です。

次のモジュールのうち、最も関心の高いものに進んでください。[実習ラボ マニュアルに合わせて、カスタムの情報やオプションの情報を追加してください。]

 

 

Module Switcher の操作方法

 

 

 

実習ラボの終了方法

 

実習ラボを終了するには、[終了] ボタンをクリックします。

 

モジュール 5: Virtual SAN の自動化 (30 分) (上級レベル)

はじめに


VMware Virtual SAN 環境でスクリプトを使用して処理を自動化するには、いくつかの方法があります。

このモジュールでは、そのうち 3 つの方法について説明します。

  1. PowerCLI
  2. ESXCLI
  3. Ruby vSphere Console (RVC)

実習ラボの準備


環境の準備には、PowerCLI アプリケーションである Module Switcher を使用します。


 

Module Switcher

 

 

 

Virtual SAN A to Z 実習ラボ モジュール

 

  1. [1 HOL-1708-SDC-1 - VSAN A to Z] ショートカットをダブルクリックします。

 

 

モジュール 5 の開始

 

  1. モジュール 5 の [Start] ボタンをクリックします。

 

 

実行状況の確認

 

処理が完了するまで実行状況を確認します。

 

 

実習ラボの準備完了

 

これで、モジュール 5 を開始する準備ができました。

  1. ウィンドウの [Close] をクリックして、Module Switcher を安全に終了します。

 

レッスン 1: PowerCLI と ESXCLI



 

Virtual SAN クラスタの確認

 

vCenter のインスタンスに接続して、Virtual SAN PowerCLI の実習を始めましょう。

ヒント: このラボで使用する PowerCLI コマンドでは、大文字と小文字は区別されません。これらのコマンドをコピーして使う場合は、デスクトップの README HOL-SDC-1708-1.txt ファイルにすべてのコマンドがあります。 または、コマンドを手動で選択してクリップボードにコピーし、ラボの左上にある [Send Text] を使用することもできます。

Connect-VIServer -Server vcsa-01a.corp.local -User administrator@corp.local -Password VMware1!

PowerCLI コマンドを扱いやすくするために、Virtual SAN クラスタ内の最初の vSphere ホストに対応する変数を作成します。

$vmhost = "esx-01a.corp.local"
$vmhost

 

 

クラスタ構成の確認

 

次のコマンドを実行して、Virtual SAN が有効になっているかどうかと、Virtual SAN のディスク クレーム モードを確認します。

Get-Cluster | Select Name, VsanEnabled, VsanDiskClaimMode | Format-List

 今回の環境には 2 つの vSphere クラスタがあり、Virtual SAN クラスタは RegionA01-COMP01 という名前です。ここでは、Virtual SAN が有効になっていて、ディスク クレーム モードが手動になっていることがわかります。

 

 

ネットワーク構成の確認

 

この Virtual SAN クラスタに含まれるホスト間の Virtual SAN ネットワーク通信は、1 つの vSphere Distributed Switch 内に構成されている冗長 vmkernel ポートを通じて行われます。

この構成を確認しましょう。

Get-VDSwitch -VMHost $vmhost

次に、ポート グループを確認します (下のコマンドレットで前のコマンドとパイプを再入力するには上矢印キーを 1 回押します)。

Get-VDSwitch -VMHost $vmhost | Get-VDPortgroup

Virtual SAN 専用の vmkernel ポートで Virtual SAN トラフィックが有効になっているかどうかを確認します。

Get-VMHostNetworkAdapter -VMhost $vmhost | select PortGroupName, name, VsanTrafficEnabled | Format-Table -autosize

 

 

ディスク構成の確認

 

Get-Datastore コマンドレットを使用して、vSphere ホストで利用できるデータストアを確認します。 結果をフィルタリングして、名前に 「VSAN」 を含むデータストアのみを表示します。

Get-Datastore -VMHost $vmhost | where-object {$_.Type -like "vsan"} 

Virtual SAN ディスク グループを格納する変数を作成します。 ここでは、前と同じ $vmhost (esx-01a.corp.local) 変数を使用します。

$dg = Get-VsanDiskGroup -VMHost $vmhost

新たに作成した変数の内容を確認します。

$dg

これらの Virtual SAN ディスク グループを構成するディスクを確認します ([IsSsd] 列で SSD と磁気ドライブの組み合わせを確認できます)。

$dg | Get-VsanDisk

 

 

 

Virtual SAN ストレージ ポリシー

 

現在の環境で使用できる Virtual SAN ストレージ ポリシーを確認します。

Get-SpbmStoragePolicy -requirement -namespace "VSAN" | Select Name, Description

「-namespace "VSAN"」 を指定しているので、表示される項目は絞り込まれています。「VVol No Requirements Policy」 は Virtual SAN に関連しないため、結果セットには表示されません。

 

 

Photon-Temp 仮想マシン

 

仮想マシンをパワーオンし、vMotion で Virtual SAN データストアに移行して、新しいストレージ ポリシーをプログラムで作成して適用できるようにします。

ここでは、VMware の最新の Linux ベース オープン ソース オペレーティング システムである 「Photon」 を使用する仮想マシンを実行します。

まず、仮想マシンと Virtual SAN データストア用の変数を設定します。

$vm = "Photon-Temp"
$vsanDatastore = "RegionA01-VSAN-COMP01"

仮想マシンをパワーオンします。

Start-VM -VM $vm

仮想マシンを Virtual SAN のクラスタとデータストアに移行します (この処理には数分かかります)。

Get-VM -Name $VM | Move-VM -Destination $VMhost -Datastore $vsanDatastore

 

 

新しいポリシーのシナリオ

 

このセクションでは、ストライプ幅を 「1」 から 「2」 に増やす新しいストレージ ベース ポリシーを作成します。

この新しいポリシーは、2 台のディスクにまたがる RAID-0 ストライプ セットを作成します。これにより利用可能なストレージ I/O が増えるため、パフォーマンスが向上する可能性があります。 また、このポリシーは 「Failures to Tolerate = 1」 という設定を継承するため、このポリシーを利用する仮想マシンは、環境内の少なくとも 1 つの Virtual SAN コンポーネントで障害が起きても続行できることになります。

 

 

変数の準備

 

ヒント: PowerCLI コマンドは、デスクトップの README.txt ファイルからコピーできます。

$VM 変数が 「Photon-Temp」 に設定されていることを確認します。

$vm

Photon-Temp 仮想マシンのハード ディスクを取得する新しい変数を作成します。

$vmHdd = Get-HardDisk $vm

Photon 仮想マシンとその仮想ハード ディスクに適用されている現在のストレージ ポリシーを確認します。

Get-SpbmEntityConfiguration $vm, $vmHdd

 

 

 

新しいポリシーの作成

 

新しいストレージ ポリシーを作成します (ストライプ幅 = 2 を使用します)。

New-SpbmStoragePolicy -Name Stripe-Width=2 -RuleSet (New-SpbmRuleSet -Name "Stripe-Width=2" -AllOfRules @((New-SpbmRule -Capability VSAN.stripeWidth 2)))

上矢印キーを数回押してこのコマンドを再実行するか、手動で再入力して、ポリシーの作成を確認します。

Get-SpbmStoragePolicy -requirement -namespace "VSAN" | Select Name, Description

 

 

新しいポリシーの適用

 

先ほど作成した変数を使用して、新たに作成したストレージ ポリシーを Photon 仮想マシンに適用します。

Set-SpbmEntityConfiguration $vm, $vmHdd -StoragePolicy "Stripe-Width=2" -ErrorAction SilentlyContinue

注: 仮想マシンのハード ディスクのステータスは、最初の段階では 「nonCompliant」 となります。 Virtual SAN では新しく適用されるポリシーごとに追加のストライプが設定されます。この再同期の処理が完了するまでには数分かかることがあります。

 

 

仮想マシン ストレージ ポリシーへの準拠

 

注: Photon 仮想マシンと適用した新しいストレージ ポリシーのコンプライアンス状態を再確認するには、次のコマンドを実行します。

Get-SpbmEntityConfiguration $vm, $vmHdd -CheckComplianceNow  

 

 

PowerCLI コマンドによる ESXCLI コマンドの実行

これまで vSphere の管理者は、SSH を使用して個々の vSphere ホストに直接接続し、ESXCLI コマンドを直接実行することができました。

Virtual SAN 6 では、ESXCLI の Virtual SAN ネームスペース内で実行できる新しい ESXCLI コマンド オプションが追加されました。 このセクションでは、これらのリモート ESXCLI コマンドを PowerCLI で 「ラッピング」 します (「Get-ESXCLI」 Powershell コマンドレットを使用します)。 この操作は、すでに開いている PowerCLI コマンド ウィンドウで実行できるため、SSH を使用してリモート ホストに接続する必要はありません。

 

 

Get-EsxCli オブジェクトの作成

 

これから使用するコマンドの実行対象となる変数を定義しましょう。

$esxcli = Get-EsxCli -VMhost $vmhost -V2

この新しい変数を入力して <Enter> キーまたは <Return> キーを押し、使用可能なすべてのネームスペースを表示します。

$esxcli

この変数に vsan 要素を追加して、vsan 固有のネームスペースを表示します。 これで、Virtual SAN に関連して使用できるすべての esxcli コマンドを確認できます。

$esxcli.vsan

 

 

 

メソッドの表示: クラスタ

 

ドリルダウンして 「cluster」 要素の詳細を確認します。

$esxcli.vsan.cluster

「get」、「join」、「leave」、「new」、「restore」 のメソッドを使用できることがわかります。 get メソッドをパラメータなしで使用して、この Virtual SAN クラスタの詳細 (vSphere ホストの健全性の状態など) を確認します。

$esxcli.vsan.cluster.get.Invoke()

 

 

メソッドの表示: ネットワーク

 

ネットワーク構成を確認します。

$esxcli.vsan.network.list.Invoke()

 

 

メソッドの表示: データストア

 

Virtual SAN データストアの名前を取得します。

$esxcli.vsan.datastore.name.get.Invoke()

PowerCLI と ESXCLI に関するレッスンはここまでです。

 

レッスン 2: Ruby vSphere Console (RVC)


Ruby vSphere Console (RVC) は、VMware vSphere および vCenter の対話形式のコマンドライン コンソール ユーザー インターフェイスです。vSphere API への Ruby インターフェイスとして人気の高い RbVmomi をベースとしており、2 ~ 3 年前からオープン ソース プロジェクトとなっています。RbVmomi は、定常作業の実行に必要なコーディングの大幅な削減とタスク実行の効率化を目標に作られており、必要に応じて API を最大限に活用できます。

Ruby vSphere Console は、vCenter Server Appliance (VCSA) と Windows 版の vCenter Server の両方にバンドルされています。RVC は現在、Virtual SAN 環境の管理とトラブルシューティングのための主要なツールとして急速に認められつつあります。


 

機能

RVC は、最新のコマンド ライン インターフェイスに期待される多くの機能を備えています。

 

 

メリット

 

 

使用方法 (1)

 

Ruby vSphere Console は、vCenter Server Appliance (VCSA) と Windows 版 vCenter Server の両方にバンドルされている無料のツールです。 この実習ラボでは、VCSA のインスタンスに接続して、Virtual SAN に関連した RVC の機能の一部を確認します。

  1. ツールバーのショートカットから Putty を起動します。
  2. 下にスクロールして、[vcsa-01a.corp.local] をダブルクリックします。

 

 

 

使用方法 (2)

 

次のコマンドで RVC を起動します。

rvc localhost 

「Are you sure you want to continue connecting?」 というメッセージが表示されたら、「Y」 と入力します。

パスワードの入力を求められたら、「VMware1!」 と入力します。

 

 

操作

 

vSphere と Virtual SAN のインフラストラクチャは仮想ファイル システムとして提示され、従来のディレクトリ リスト (ls) コマンドとディレクトリ変更 (cd) コマンドで操作できます。この仮想ファイル システムには vSphere インフラストラクチャの階層構造が反映されており、管理可能な各エンティティとその個々のコンポーネント (vCenter、データセンター、クラスタ、ストレージ、ホスト、ネットワーク、データストア、仮想マシン) に対して RVC コマンドを実行することができます。

「cd」 コマンドと 「ls」 コマンドを使用して、ディレクトリ構造内を移動します。 表示されている括弧内のテキストは参考情報です。実際には入力しないでください。 「cd」 コマンドでは数字の 「1」 と 「0」 を使用します。

cd 1  (localhost)

「ls」 コマンドを使用して、利用可能なデータセンターのリストを取得します。

ls

Datacenter ディレクトリに移動して、利用可能なリソースのリストを取得します。

cd 0  (RegionA01)
ls

Computers ディレクトリに移動して、利用可能な vSphere クラスタとスタンドアロン vSphere ホストのリストを取得します。

cd 1  (computers)
ls

vSphere Cluster ディレクトリに移動して、このクラスタに含まれるホストとリソース プールのリストを取得します。

cd 1  (RegionA01-COMP01)
ls

Hosts ディレクトリに移動して、このクラスタに含まれる個々の vSphere ホストのリストを取得します (CPU とメモリ情報も含みます)。

cd 0  (Hosts)
ls

 

 

Virtual SAN のホスト情報

 

次のコマンドを実行して、Virtual SAN クラスタ内のホスト esx-04a.corp.local の情報を確認します。

vsan.host_info 1

 

 

Virtual SAN のクラスタ レベルの情報

 

前の 「メリット」 セクションで説明したように、RVC では一度に複数の vSphere ホストを操作対象にすることができます。 たとえば、cd コマンドでディレクトリ階層を 2 つ上がって 「computers」 ディレクトリに移動し、disk stats コマンドをもう一度実行すると、クラスタ内のすべてのホストのディスク統計情報を収集できます。

cd ..
cd ..
ls
vsan.disks_stats 1

注: 結果セットの表を正しく出力するには、必要に応じて Putty ウィンドウの角のハンドルをドラッグし、ウィンドウ サイズを大きくします。

 

 

要約

 

Virtual SAN ネームスペースには 40 種類以上のコマンドがあり、Ruby vSphere Console を通じて環境を管理する場合に使用できます。 Virtual SAN ネームスペースのコマンドを表示するには、次のコマンドを実行します (その後、上にスクロールして結果を先頭から確認します)。

help vsan

Ruby vSphere Console から管理できるすべてのネームスペースを表示するには、単に次のコマンドを実行します。

help

必要な情報を確認できたら、「exit」 と入力して Ruby vSphere Console セッションを終了し、もう一度 「exit」 と入力して Putty の SSH セッションを終了してください。

 

まとめ


このモジュールで説明したとおり、Virtual SAN をプログラムで操作するには、さまざまな CLI ツールを使用できます。

目的に合ったツールを見つけて、Software-Defined Datacenter の基本理念である自動化に役立ててください。


 

モジュール 5 の終了

モジュール 5 はこれで終了です。

Virtual SAN の自動化に関する追加情報は、以下でご覧いただけます。

PowerCLI

ESXCLI

Ruby vSphere Console (RVC):

まだ完了していないモジュールや復習したいモジュールがあれば、そのモジュールの学習に進んでください。

 

 

Module Switcher の操作方法

 

 

 

実習ラボの終了方法

 

実習ラボを終了するには、[終了] ボタンをクリックします。

 

Conclusion

Thank you for participating in the VMware Hands-on Labs. Be sure to visit http://hol.vmware.com/ to continue your lab experience online.

Lab SKU: HOL-1708-SDC-1-JA

Version: 20161106-050920